GPファイナル実況まとめ(女子)+プレカンショートコメント
ジャッキー・ウォンによる実況まとめです。
●実況
サモドロワ
3F3T,3lo,2A
今シーズンずっとそうだったように、安定感がある!素晴らしいGPファイナルデビューだ、サモドロワ!
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070909408933117952
3A(ターンオーバー),3T3T,3lz
ちょっとアクセルの入り方がふらついたけど見たところ回転は足りてる、ちょっとターンアウトしたからGOEは0か1かな。でもきっと一位だよ
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070910484260384768
きいいいいたああああああああノーミスりーかーきーひーらああああああああああああああ
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070911573554688000
#紀平梨花 82.51で首位。
これは今日は打ち負かせないよ。
ジャッジたち、よくやった。
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070912708361433090
3lz(あー),2A,3lo2T
ルッツに苦しんできたけど、ここでも。絶妙なプログラムだけどルッツでメダルがどうなるか。。。
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070913832531292160
3F3T,2A,3lo
エッジがちょっと微妙でフリップにいったけどコンボはすごく良い。スピンの一つがレベル問題なるかもだけど、二位か三位になるだろうね
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070916434094522368
3lz3lo(ん?),2A,3F
ループがもっっっしかしたらアンダーかもしれないけど、レビュー必要だね。でもいい滑りだ。多分二位!
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070917406527090688
1 Rika Kihira 82.51
2 Alina Zagitova 77.93
3 Elizaveta Tuktamysheva 70.65
4 Kaori Sakamoto 70.23
5 Sofia Samodurova 68.24
6 Satoko Miyahara 67.52
●プレカン
今日の演技については、落ち着いて演技できました。もちろんスコアが出てすごく嬉しいし、いいパフォーマンスが出来たと思います。
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070929434167861253
今日は少し緊張していて、そのせいで最高の演技が出来ませんでした。でも自分を引き上げられたので良かったと思います
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070929697809133568
#プレカン #リーザ#トゥクタミシェワ
今日のSPではあまりいい気持ちを持てませんでした。コンビネーションが出来たこと、あまりよくないトリプルアクセルの後にルッツを跳べたことがよかったことです。
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070930336584855552
今日初めて氷に乗ったときGPファイナルにいるんだという実感があまりありませんでした。いい演技をすることに集中していました。そんなに緊張していなくて、いい状態でした。スコアは思ってたよりすごく高かったです。
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070930695961235456
多分すごく緊張していたんだと思います。頭からくるような緊張。ただ出て行ってやるだけです。
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070931022001274881
NHKからFSを少し変更しました。3Fをプログラムに入れたので、全てのトリプルを跳ぶ予定です。私のスケートキャリアで一番難しいプログラムになります。
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070932038767636480
男子はこちら
GPファイナル実況まとめ(男子)+プレカンショートコメント
ジャッキー・ウォンによる実況まとめです。
●男子実況
キーガン メッシング
4T3T(お手つき),3A(お手つき),3lz
ウォームアップはちょっと緊張してたみたいだったけど、手堅い滑りだ
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070890083484491776
ジュンファン チャ
4s(ん?),3lz3lo,3A
サルコウはレビューが必要だけと、すごくいい滑りだ。もしサルコウがOKなら、90いくかも
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070891652779130880
4S2T,3F,3A
永遠に生きるのは誰だああああああああ
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070892867160223744
3A,4F,4T(ステップアウト)
4T3Tコンボ逃すべきじゃなかったね。。
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070894916849426432
#ネイサン・チェン が一位になるかどうかはフリップでエッジエラーを取られるかどうかとスピンのレベルによるね
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070895089663205376
ボロノフ
4T(お手つき),3lo3T,3A
4Tをやめてループのコンボに。ルッツはウォームアップでやってなかったからコンボの代わりにやったとは思えない
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070897746469474304
4F,(あぁ、ステップアウト)4T2T,3A
フリップが全然決まらないね。それにダブルになった3Tが彼のTESを下げる。。。四位の可能性あるね
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070898140750868480
1 Nathan Chen 92.99
2 Shoma Uno 91.67
3 Michal Brezina 89.21
4 Junhwan Cha 89.07
5 Sergei Voronov 82.96
6 Keegan Messing 79.56
●プレカン
この2人、特にブレジナとここにいられるのがすごく光栄だ。彼と一緒にトレーニングして彼の進化を見ているからね。今季苦戦してるフリップとアクセルを成功できた。でもトゥのせいで全て満足とはいかなかった
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070904307057225729
今日の滑りは本当によくなかった。練習もうまくいかなかった。これまでやってきたことを考えると、今日の滑りは全然満足できません
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070904564230934528
僕にとってはいい試合だった。7年かけてここに戻ってこられてよかった。長い道のりだったし、やるべきことが沢山あった。LAのラファの所に移ってからネイサンとも一緒に、すごく成長したと思う。すごく嬉しいよ
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070904946407567360
#プレカン#ネイサン・チェン
フランスから今日まであまり時間がなかった。僕は学校に戻って。。。フランスから戻って直ぐに一つ課題を終わらせたんだ。だからファイナルの前に少し時間を作れたよ
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070905444489555968
正直、何が起きたのかびっくりしています。過去にこんなことはあまりなかったので。練習でできていることができなかった場合、多分メンタル面の問題だと思います。
https://twitter.com/skate_skate_/status/1070905952256221184
女子版はこちら
ジャッキー・ウォンのGPファイナル予想(男子)
ぅおっとーーー間も無く開会!
ギリギリ間に合いましたw
男子予想!!SPがんばれ!!
去年同様、今年のグランプリファイナルもビックネームがいない。羽生結弦が右足首の怪我で今年もGPファイナルを棄権してしまった。なので、今回も3人の戦いというよりも、ネイサン・チェンと宇野昌磨の戦いになりそうだ。去年の世界選手権のようにね。どちらとも今シーズン完璧ではないけど、どちらも完璧にできるポテンシャルはもちろんあるよ。
1位 ネイサン・チェン
今週のチェンは宇野との対決で技術構成を上げてくるかな?今シーズンここまでは構成を下げてもクリーンに決めることを記録作りより重視してる。それに、今シーズンはフリップで明確じゃないエッジが指摘されていて、パフォーマンスに対して思ったより点数が伸びていないんだ。だから、もしかしたらフリップ出なくてルッツにするか、とかFSで3つでなく4つのクアドを入れてこないかって考えちゃうよね。どちらにしても、これは一つ一つの大会を学業とバランスを取りながら行ってる。これは彼にも彼のチームにも、これまでなかったことだよ。
2位 宇野昌磨
ここまで出場した3つの大会(FSだけだったジャパンオープンを入れれば4つ)全てで金メダルを獲得してるけど、これまでの彼の滑りは完璧とは言えない。それぞれの大会で大きなエラーを起こしてるけど、高い技術構成点とPCSでここまで来てる。だけど今週は違う。チェンがいるから、これまでのようなミスは許されないよ。予想しろっていうなら・・・SPではきっと宇野が首位に立つ。FSではチェンのが上で、でもすごく僅差の戦いになるだろうね。
3位 ジュンファン・チャ、韓国
「これが未来だ」っていう選手がこの人。17歳、GPファイナル男子で一番若い。怪我のせいで昨シーズンのレールから外れてしまったけど、ポストオリンピクシーズンで彼は四回転に挑戦してる。今シーズンは出場した4試合で全て表彰台に上っていて、GPシリーズは両方とも銅メダルだ。もっと良くなるとしたら、安定感だね。SPでしっかり滑ることが、表彰台を近づける方法だ。韓国のニューフェイスが初めてのGPで表彰台に乗ったら、すごい人気になりそうだね!
6人のファイナリストの中で、ブレジナが一番驚くべき人かもしれない。前回GPシリーズで表彰台に乗ったのは4年前だし、GPファイナルに出るのは7年ぶりだ。ここ数年は不甲斐ない結果に終わっていなけど、ラファエル・アルトゥルニアンコーチの元でやって来たことが昨シーズンの終わりごろから実って来たように思う。それが今シーズンの今までと全然違う自信と安定感を作っているんだ。GPシリーズ2つの銀メダルで、彼がここでも表彰台に乗れる可能性があることがわかるよね
5位 セルゲイ・ボロノフ ロシア
再び、彼がここに戻って来た。今年はコリヤダ、アリエフ、サマリンたちがGPファイナルを逃したためにロシア人シニア男子としては1人での出場だ。彼がヨーロピアンカップや世界選手権に出てから4年、今週のバンクーバーでの成績が、ロシアナショナルでの彼の自信をすごく押し上げると思うよ。技術的にはすごくいい調子でここまできてるけど、クアドループは今シーズン決まらずだ。だけど彼は戦い続けて安定感のあるプログラムをするだろうね。表彰台も、見えるかもしれない
6位 キーガン・メッシング カナダ
今シーズン世界5位の得点をマークしているし、この6人の中で彼より高い点数を取っているのはチェンと宇野だけだ。だから彼にもメダルの可能性はある。だけど、数週間前のロステレコム杯からの流れで見ると、彼は自分を見失って5位になってしまった。彼の今大会のエントリーは羽生の棄権によるもの。だけど、カナディアンとしてどんな成績を出すかは彼のパフォーマンス(とロステレコムからの回復)にかかってるよ。
ジャッキー・ウォンのGPファイナル予想(女子)
さぁいよいよ今夜からですね!!!
激戦必至の女子から!GPファイナル予想だああ!!
数週間前のNHK杯が過去最高の試合だったと思うなら、今週また新しいのに出会えるよ、GPファイナルでね。NHK杯の表彰台に上がった3人全員に加えて、オリンピックチャンピオンと今期世界5位の高得点を出した選手がバンクーバーに来るんだ。今回は全く2人の戦いなんかじゃない。5人でトップを争う戦いだよ。
一位 紀平梨花 もうこれはほんとに全て、トリプルアクセルにかかってるね。紀平が優勝する、つまりオリンピックチャンピオンを打ち負かすためには。全体の滑りや音楽性は実は宮原のレベルには至っていない。だけど世界最高点の技術構成をしっかりこなせることができたら、ザギトワに勝てる可能性は十分にあると思うね。それができる人は今は本当に一握りもいない。だけどこれはハイリスクハイリターンな戦いだよ。もし運命を自分のことをでコントロールしたいなら、今シーズンのようなSPでのエラーは許されないよ。
二位 アリーナ・ザギトワ 彼女は今シーズン2つのGPシリーズで優勝したけど、彼女や彼女のチームがその滑りに満足していたとは思えないね。だけど、去年のザギトワから何かを学ぶとしたら、彼女は大きなイベントに合わせてピークを持ってくることができる。これは余り語られないけど、彼女も今季技術構成をあげてるんだ。FSでは今二つのトリプルルッツコンボを跳んでいて、そのうちのルッツーループコンボが今シーズンの要衝になってるね。今回の戦いではこれまでのGPシリーズみたいなエラーが許される余地はないよ。今週のテクニカルエレメンツに満足することができるかな?
三位 宮原知子。エラーの余地でいうと、このトップスケーターの中では宮原のジャンプが一番少なそうだ。宮原はこのことをよくわかっているから、以前のようなアンダーローテの嵐から遠ざかるため、夏に集中的なトレーニングを積んできたんだ。それはここまでのところ、成果が見えているよ。過去にここまでジャンプで強さを見せたことはないし、音楽性や全体の流れも過去最高だ。でもGEOに関しては、ライバル達よりもちょっと低いことが多いね。表彰台に立つためには全身全霊をかける必要があるし、そうしたら優勝も見えるかもしれない。
四位 エリザベータ・トゥクタミシェワ。
トリプルアクセルがここにも!前回出場のGPファイナルでは、彼女は全てを持って行った。今回の復活も、すごく感激だよね。これまでに比べてすごく良い滑りをしてるだけでなく、これまでにないくらい沢山のファンに囲まれているんだ。それは彼女が観客に見せてくれるものでわかるし、彼女の音楽との関係でもわかる。彼女が今回これまで以上の気合いと自信で挑んできても、驚かないだろうね。メダルを勝ち取るかどうかはSPをクリーンに滑れるかどうかにかかってるね。
五位 坂本花織
ここまでの彼女は落ちたり上がったり落ちたり上がったりしてる。シーズン初戦のロンバルディアではよくなかったけど、ジャパンオープンとスケアメでは素晴らしい滑りをして、そしてまたヘルシンキでちょっと落ちた。彼女はまだ緊張に対して免疫が少ないみたいだね。そして今シーズンでは一つのミスが大きな問題になってしまってる。彼女の場合はSPの出来が、ものすごく大事だ。もしクリーンなら表彰台も狙える。だけどスケーティングのレベルで考えると、彼女がメダルを取るにはライバル達の助けが必要かもしれないね。
六位 ソフィア・サモドロワ
彼女がシニア初シーズンでGPファイナルに出場できたのは、戦略勝ちってとこだね。紀平もそうだったけど、GPシリーズのアサインが出たとき、二つのGPイベントで勝ち残るなんて誰が予想した?だけど彼女はチャンスを最大限に活かしたね。安定感を見せてファイナルに殴り込んできた。でもだから、今回の戦いに割って入るのはなかなか難しそうだけど、なんせ安定感があるから、他のライバル達がミスをしたら順位を上げるかもしれないね。
ゆづに動かされた。海外羽生ファンのお話
今週のIceTimeは、海外ゆづリストのお話でした!
さっとんについてランビエールが語っているのもかなり興味深いですね!!
今週も長かったーーーw
オリンピックを二連覇した羽生結弦が日本にもたらした衝撃は言葉にならないほどすごい。疑いようもなく。
だけど日本のスケートファンは気付いていないかもしれないけど、その衝撃は海も越えているのだ。
ICE TIMEは今回、アメリカの羽生ファンに話を聞いた。彼女は平昌オリンピックで初めて羽生の演技をテレビで見て、すぐに魔法にかけられた。
ニコール・ザレテはアメリカ、ノースカロライナに住み旅行代理店で働く30代後半の女性。彼女は11月にヘルシンキで開かれた大会に行くまで、生でスケートを見たことがなかった。
日曜日のSkypeインタビューでこう答えてくれた。「初めてゆづのことを知ったのは、オリンピックの1ヶ月前くらいです。アメリカのTVでネイサン・チェンを特集していて、ゆづはそのライバルとして取り上げられていました。私はその時まで日本のスケーターがそんなに凄いと知らなくて、それで日本に興味を持ったすんです」
彼女は数ヶ月前に休暇でここへ来て、それから羽生がどういう人かを調べるようになった。
「Googleでゆづのことを調べて、どれだけ素晴らしい選手かを知りました。動画も沢山見たし、ファンがかれについてなんて言ってるかも読みました」
「凄く驚いたのが、彼は素晴らしいアスリートであると同時に人としても素晴らしいってこと。それに彼はディック・バトン以来誰も成し遂げていない二つ目の金メダルを取るためにすごくもがいているっていうことでした」
ザレテは、彼がファンにどれだけ崇拝されているかも知った。
「彼のファンは、彼をスケーターとしてというよりも人として尊敬しているようでした。これはアメリカとは違います。アメリカでは、人となりよりも彼らのスキルの方が注目されます。だから、私はすごく興味を持ちました」
「オリンピックまではすごく心配で。でも彼の滑りを見ることばかり考えていて。それからずっと、彼のファンです。」
彼女はオンラインのスケートフォーラムやTwitterで、スケートのシーズンがどんなスケジュールで動いているかなどについて学び、そして現地に行きたいという思いを募らせた。
「ゆづが今シーズンどうアサインされているか知りました。すごくすごく行きたい気持ちがあったけど、きっと無理だろうって思っていました。だけど、今や世界中にできたオンラインの友達が励ましてくれて、もしかしたら思ったより難しいことじゃないかもしれない、とも思い始めました。」
「旅行代理店勤務ですから、もちろん世界中の旅行プランを立てられることは知っています。だけど、自分の好きなスポーツを見るためだけに海外に行くという考えは怖いものでした。特に私は新しいファンです。何か悪いことをしたりして迷惑になりたくなかったんです。」
その時は、旅行に対して大きな期待はしていなかった。
「とにかく、行くだけ行こう、と思いました。行って、ただ彼のパフォーマンスを見て、あとは少し街を観光したりするだけって。だけど、行ってみたら予想以上のことが沢山ありました 」
彼女は、ヘルシンキに行く前にオンラインで知り合ったファンの人たちの親切さに驚いたという。
「会う人たちがみんな親切で、お互いに会えることを楽しみにしていました。本当に、期待以上で。大会に向けて、オリジナルの服を作ったんです。ゆづの名前を漢字と英語の両方で袖に大きく入れて、彼のシルエットを背中にいれました」
「来る前にオンラインに写真を投稿していたから、たくさんの人が私に気付いて話しかけてくれました。」
特に日本からのファンがとても親切だったと彼女は言う。
「日本のファンの人たちは信じられないくらい優しかったんです。話を聞いて吹き飛ばされました。私と写真を撮りたいと言ってくれたし、話をしようとしてくれて、それにプレゼントまで貰ったんです」
彼女が見た羽生の演技を、彼女はしばらく忘れられないという。
「彼を生で見ると、もう本当に驚きでした。リンクで見るとこんなにエネルギーがあふれているんだって。どんな風にジャンプを降りるのか、得点がどうなるか、次のエレメンツはなにか、とにかく興奮の連続でした。それに、会場中の人が同じ気持ちだったから、感動が何倍にもなりました」
羽生のエキシビションでの演技は、彼女をとても感動させた。
「SPやFSの間は心配で緊張していたけど、エキシビションの演技はリラックスして見ることができました。「春よ来い」の演技は本当に美しくて、全ての音に意味があるように感じて。何も心配せずに安心して見られることが一番素晴らしかった」
「照明も美しかった。それに、彼はすごく大きく動いていたんです。こんな素晴らしいパフォーマンスがあるのかって思って、私の週末は終わりました」
「今回、新しく知り合った人たちとこんなにも感動をシェアして、人生で一度のゆづが滑るところを生で見る機会が終わりました」
「全部が混ざり合って、それに彼が本当に美しく滑っていて、私はアリーナで泣いてしまいました。始めは恥ずかしかったけど、周りを見て泣いているのは私だけじゃないって、気づきました。」
最後に、彼女がなぜ母国のチェンではなく羽生のファンになったのかを聞いてみた。
「彼らは2人ともとても素晴らしいスケーターです。素晴らしいスキルを持っているけど、でも2人のパフォーマンスや振付、それに溢れ出すエネルギーが違うんです。」
「ゆづのスケートは、日本の美徳を表しているなって思うんです。彼のスケートは繊細でエレガントで、そして凛とした強さがある。」
「チェンのエネルギーはもっとアメリカっぽいかんじです。自信、成功、強さや身体能力をみせるような」
ザレテは、羽生がリンクで見せる姿が好きだという。
「ゆづは、どこかミステリアスなところもあるんです。チェンのエネルギーは私が惹きつけられるものとは違うんです」
グランプリファイナル
今週末、グランプリファイナルがバンクーバーで開催される。4人の日本人、宇野昌磨、紀平梨花、宮原知子、坂本花織が出場する。
羽生が怪我で棄権した今、宇野とチェンは間違いなく優勝あらそいをすることになるだろう。紀平はチームメイトやアリーナ・ザギトワ、エリザベータ・トゥクタミシェワ、ソフィア・サモドロワと戦うことになる。
去年のGPFで5位だった宮原は、2位だった先月のNHK杯のあと、こう語っていた。
「ファイナルに向けても、いつもと同じように練習していきます。大会でもいつも練習でしていることをやりたいと思っています。GPファイナルの次は全日本なので、全日本につながるパフォーマンスをしたいです」
昨シーズンの世界選手権で銀メダルだった宮原は、特に何も追加しないという。
「今シーズンは、トリプルアクセルとかを追加することはしません。今はできないのでしません。その代わりにいつもしていることをします。もっと練習してパフォーマンスを磨いて、集中してやりたいです。将来的には、今シーズンではなくて、大技にも挑戦して生きたいと思っているので、そのためにも頑張ります」
宮原はアンダーローテーションを取られないためにジャンプに集中するという。
「前までは着地がすごく心配でした。でも今は、練習でもよくなって来ているので、アンダーローテーションを心配してい入るけど、飛んで着地することができています。練習でもできているので大会でもできると思います」
ランビエールは宮原がお好き
現在コーチと振付師としている2度の世界チャンピオンで2006年オリンピック銀メダリストのステファンランビエールは最近「In The Loop」のポッドキャストで「誰が今シーズンきになるか」という質問にこう答えている。
「僕は宮原知子の滑りを本当に本当に楽しんでるんだ。彼女は本当に洗練されたスケーターだと思うよ。彼女の大好きなところは、ただエレメンツをこなすだけでなくて、彼女は音楽を感じているんだ。これは今すごくレアなことだよ。だって、前にも言ったけど、最近はプログラムをこなすことを気にしすぎるあまり、音楽が二の次になっていることがしばしばあるんだ。
「だけどさとこを見ていると、彼女は音楽とも観客とも自分自身とも繋がっているのがわかって、それを見ているのが本当にたのしいんだ」
「振付を一緒にやっている時、彼女はいつもなんでも受けれてくれるんだ。それが彼女のやり方で、彼女が本当に素晴らしいアーティストでスケーターだとわかるんだ」
これは素晴らしい宮原評だ。
島田がジュニアGPファイナルへ
今年のジュニアGPファイナルに日本の女子はいないが、男子では島田高志郎と、アメリカのトモキ ヒワタシがファイナルに出場する。
島田は先月の全日本ジュニアでは3位だったか、今年アサインされたJGPシリーズでは2位と3位の成績を上げている。しっかりした演技ができればメダルを獲得してもおかしくない。
IceTimeはヒワタシに大会についてメールで聞いて見た。
「すごく興奮しています!僕の初めてのファイナルになるので、ベストを尽くしたいと思います。ゴールはただリラックスして大会を楽しむことです。もし表彰台にのれたらすごく嬉しいけど、今は自分が満足する滑りをして、お客さんに成長した姿を見せられたら嬉しいです。」