TheSkatingLesson GPファイナルのあれこれ

「TSL」という文字はよく目にしていましたが、

初めてまともに見ました! 笑。

ものすんごくざっくりと、気になったGPファイナルの男女シングルのことだけ訳してみました。

 

 

羽生結弦が棄権しちゃったね!彼は4週間リンクから離れなきゃ行けなくなった(え、全日本大丈夫・・・!?)

 

これで、ショウマとネイサンの戦いになったよね。

PCSは多分ショウマの方が上だよね。

あとはネイサンが今回成功するかどうかだ。彼は波がある。

それに、エッジの問題がクリアになるかどうかも鍵になるよね。

それを考えると、ジュンファンが間に入ることもあると思うよ。

ーところでジュンファンの名前の発音って難しいよね。どれが正解かわからないよ。時々オリンピックのアナウンサーも間違うもんねー

 

それでいうと、キーガンメッシングも可能性あると思うよ。

ーほんとに?

だって彼はここまで良い悪いを大会ごとに交互に繰り返してるんだ。GPシリーズの2戦目で悪かったから、今度は上がってくるんじゃないかと思ってるんだよね。

 

それでいうなら、ブレジナだってもちろん可能性はあるよ

 

 

女子は今回、

アリーナ・ザギトワ紀平梨花宮原知子エリザベータ・トゥクタミシェワ、坂本花織、サモドロワが出場するけど・・・

ーねぇ、それって君の順位予想をそのまま言ってる?僕はちょうどその順番での順位予想を考えていたんだ。

ーそんなことないよ!僕は正直、紀平梨花が本命だね。彼女は勝つためには3つのトリプルアクセルを揃えなきゃいけないし、GPシリーズでは揃えられなかったSPをここで揃えてくると思ってる。だから、SPのあとはむしろ彼女が大会をリードすると思ってるよ。

ーだけどPCSではザギトワがやっぱり有利だ。ジャッジたちは高い点数を与えるために長い時間やこれまでの実績を加味してるように思えるから。だからザギトワがもし「まぁいいかな」っていうような滑りを見せたら、もうそれはザギトワの圧勝になるかもしれない

ー確かにそれはあるかもしれないけど、僕は紀平はもうその域に達してると思うね。一年が終わって彼女が成し遂げたことを考えたとすると、それはもうすごいことになってるはずだよ。だとしたら、この段階でジャッジが紀平に点を与えることも不自然じゃない

ーもちろん彼女が「今」起こしてることは素晴らしいことだよ。だけど、そこが僕が不思議だなと思うところでもあるんだけど、今のパフォーマンスが、今だけじゃなくて過去のパフォーマンスに影響されてるところがあるよね

ーそれは確かにね。だけど、彼女の過去を見ると、これほどのプレッシャーを浴びたこともないように思うんだ。ザギトワはジュニアGPFで優勝してる。知子もそうだし、トゥクタミシェワもそうだ。だけど紀平はジュニアGPFで優勝はしてないんだ。だから彼女が今回このプレッシャーに耐えてどこまでやれるかがすごく楽しみでもある。彼女のFSはどんどん良くなっていってる。PCSもそう。だからGPFでどれだけのパフォーマンスを見せてくれるかが楽しみなんだ

ー彼女は、「あの」濱田コーチの元でトレーニングしてるんだ。あのコーチはどうトレーニグするべきかも、自信の持ちかたも、プレッシャーとの戦い方もわかってる人だと思うんだよね。だから彼女はきっと今回すごい滑りをみせると僕は思ってるよ

ー確かに濱田コーチは知子のコーチでもあるし、知子のことを知り尽くしてると思う、もうほとんど娘かなって思うくらいに。同門で世界のトップが二人もいるっていうのはすごいことだよね

ーあの二人はでも、似ているかもしれないけど違う方法で世界に登ってきているんだよ。

 

ー僕はさとこも、この戦いに入ってくると思ってるよ

ーもちろん!

ーもし出場する女子の全員がクリーンに滑ったとしたら、それもかなりありそうだから楽しみだけど、もしそうなってみんなのPCSも上がってきたとして、トゥクタミシェワがクリーンなトリプルアクセルを飛んだとしても、僕は宮原に分があると思ってる。

ーそれは僕も思ってる。むしろ坂本も、前回の彼女の大会は良くなかったけどでも彼女もとても純粋な本当にいい滑りをするから、彼女が完璧に滑ったら、トゥクタミシェワを上回る可能性もあると思うんだ

ー僕も君の意見には同意するんだけど、正直、滑走順もかなり影響すると思うんだよ。あとで見返した時には滑走順なんてどうでもいいって思うんだけど、その時に出る得点で見ると滑走順はかなり大きく影響してる。

 

 

ー正直、僕は朝の練習で結構結果が見えるんだよね。もしくはウォームアップで。リーザは結構、ウォームアップでできたことが本番でもできるタイプ。だから僕はウォームアップに注目してるよ。

 

ー坂本花織に関していうと、彼女はトップに入らないかもしれないけど、でも彼女は観客に好かれているし、ジャンプも素晴らしいよ

ーそう思うね。時々、アーティスト性と技術っていうのは同居しないなって思うことがある。もちろん理想は両方が一致する時だけど、見ていて面白い滑りだなって思うけどエッジやらなにやら技術が伴わないこともあるし、その逆もある。だけど彼女の滑りは面白いんだよね

 

ーサモドロワについては・・・「経験を楽しめ!」

ーでも彼女はすごくいいものを持ってるよ。彼女は世界チャンピオンのトレーニングメイトだし、これから上に来ることも全然おかしくない。世界選手権の3枠に入ることもね

 

ー僕がいつも思うのは、ロシアと日本に典型的だけど、彼らは常に国内での争いを抱えてるんだ!世界選手権に出るために熾烈な国内大会を勝ち抜かなきゃいけない。このGPFがサモドロワにとっていい弾みになるといいよね。

ボーヤン・ジン インタビュー記事

NBCスポーツにてボーヤン・ジンのインタビュー記事を発見。
なかなか。。。。。振り回されていて可哀想ですね。。。
がんばれ!!ボーヤン!!




2016年と2017年の世界選手権銅メダリストの、中国ボーヤン・ジンは、男子フィギュアスケート界を「真・四回転時代」に導いた最初の「四回転軍」の1人だ。クアドルッツートリプルトゥのコンビネーションを初めて成功させたのもボーヤン。

平昌オリンピックでは四位と、中国人として初のフィギュアオリンピックメダリストまであと一歩のところまで迫った。
しかし、その次の年は彼にとって悪夢になってしまった。11月始めのヘルシンキ杯では五位、先週のフランス杯では9位と落ち込んだ。

ボーヤンは、この秋の大会にあまり期待をしていなかった。メディアからのプレッシャーと地理的な問題で高いパフォーマンスが出せなかったからだ。

始まりは夏。中国のスケート連盟が突然、ボーヤンがトロントブライアン・オーサーコーチのチームに移籍すると発表した。このことはボーヤンの頭を打ちつける衝撃的なことだった。

フランス杯の後、通訳を通してこうコメントした。「僕は、メディアや多くの友達からのすごいプレッシャーを感じていた。プレッシャーに勝てなかったんだ。」
「でも、今はそれを言うべき時じゃないと思う。僕は、僕の周りで何があったかではなくて、競技会で僕が何をしたかを知って貰いたいから」

その後すぐ、ボーヤンが中国に残ることが発表された。

今年、ボーヤンのGPシリーズに参加するための旅程は、両方とも遅れた。ヘルシンキに向かう時は彼のチケットにある名前がパスポートの名前と違っていたのだ。

「フランスへ向かう日に、僕はまだVISAを貰えていませんでした。だから初めは、翌日にフライトを変更しなければいけなかった。だけど翌日も、17:30時点でまだVISAが届いていなかった。フランス大使館は18時に閉まるのに。だからもう一度、翌日の夜中2時のフライトに変更しなければいけなかったんです。」

彼はフランスで木曜日にやっとリンクに入れた。既に大会が始まる前日になっていた。

「フランスでの練習は、むしろ調子は良かったんです。だけど明らかに、大会に向かう自信が欠けていました。三回のフライト変更を強いられたことは、僕のメンタルに何か問題を起こした訳ではないけど、完全にかき乱された感覚はありました。」

しかしその一方、グレノーブルでは彼の芸術的成長を見てとることができた。

「試合の後、振り付け師のローリー・ニコルとゆっくり過ごす事ができました。どんなことを競技会で表現できるかを話し合って。彼女は、僕にハッピーなスケーターになりなさい、ハッピーなボーヤンになりなさいって言ってくれて、僕に自信を持たせてくれました。」

彼は、彼自身のこれまでについて、バレエの経験やチェンとのことも少し話してくれた。

「子供の頃はバレエが得意でした。バレエやラテンダンス、ジャズもやっていました。スケートを本格的に始めた頃、僕は背が低くて、ジャンプを学ぶためにバレエのことを忘れる必要がありました。ジャンプに集中する必要があって、その時がバレエを忘れた時だったと思います。」

「ダンスに立ち返って、今僕は、昔理想だと思っていたスケーターに近づけたと思います。フラメンコの先生も自分でお願いして動きを教えてもらっています。芸術性を高めるためにショーやTVビデオもよく見ています。」

ジャッキー・ウォンのフランス杯振り返り

ずいぶん時間経っちゃいましたが、ジャッキー・ウォンのフランス杯振り返り記事を。
来週はいよいよファイナルですねー!!!!





GPシリーズ6つの大会が終了し、バンクーバーで行われる来週のGPファイナルの出場者も決定した。ほとんど半分の席が最後の大会、フランス杯で決定し、紀平梨花やネイサンチェンが事前予想の通りその切符を手に入れた。他の人にとって、エフゲニア・メドベジェワやアレクサンドラ・ボイコヴァ/ディリトリ・コズロフスキイペアにとっては、残念な結果になった。GPファイナルについて話をする前に、フランス杯の振り返りをしておこう。


我慢と自信を
FSに行く前、メドベジェワは過去2回優勝しているGPファイナルに行くためには高いスコアで銀メダルを取る必要があった。でも実際は、ジュニアシニアに関わらず国際大会で初めてメダルを逃す大会となってしまった。どちらのプログラムもとても神経質になっていて、ここ数年の自信が嘘のように吹き飛んでミスを重ねた。

真実は、変化には時間がかかるってことなんだと思う。これまでもコーチを変更した多くの選手に同じことを見てきた。特にメドベジェワのように、技術的なことをこれまでと全く変えて一から作り上げていく場合は。だけど、その成果はすでに見えてきてるとも思う。アクセルジャンプは技術的にとても進化しているし、フリップとルッツのトゥの付き方も以前より随分軽くなっている。今回の移籍の決断について疑ったり結論を急ぎたくなるかもしれない。特に彼女みたいに、3年半も自然と勝ち続けることができた人にはね。だけど、このまま続けることで、彼女はスケーターとしてもっと自信をつけることができると思うんだ。

結論として、彼女のトレーニングや練習は良いものだ。だから、彼女が自分自身を信じてクリーンな滑りをするのは時間の問題。そしてそれがおこった時、彼女は今までよりもずっと危険な存在になるだろうね。

つまり、ロシア大会までの一か月はとても大事になるだろうね。


質の再評価
男子シングルのビックニュースは予想通り優勝したネイサン・チェン、ではなくて、むしろジェイソン・ブラウンだろうね。競技会で復帰を果たして、SP1位、総合2位となった。

君もSPでジェイソンが96.41を出した時、頭を掻きむしった一人?どちらにしても、彼のこれまでの国際大会でのSPベストスコアは94.32で、実は技術構成点はこの時と比べて低くなってる。あぁ、でもGOEが変更されたのは今年からだから、もちろんそれは含まれてないよ。今年からGOEの幅が広がってよりクオリティの高い物にはより大きな加点を、より大きなエラーからはより大きな点を引くことになったんだ。

今シーズン、すでにこの変化を羽生結弦のプログラムでも見れているね。クアドジャンプがいまいちでも、去年までと同じようなスコアをSPで出しているんだ。ブラウンのSPでも、それがわかる。彼は技術的に彼の中で一番難しい構成で全てのエレメンツをバッチリ決め、63あるGOEのうち62で+3以上、さらに16個で+5を獲得してる。

質が問題なんだ。
だから、技術的に難しくて出来がイマイチな滑りだったら、技術的には簡単でも出来が最高な滑りの方がいい得点が出ても驚かないでね。


それにしても出過ぎな点?
アイスダンスではGabriella Papadakis/Guillaume Cizeronペアが優勝したことは誰も驚かないよね。彼らにとって素晴らしいシーズンのスタートだ。特に、数週間前にシゼロンが背中を怪我してNHK杯を棄権せざるを得なかった後だとね。その結果として、彼らはGPファイナルには出場しない。だけど、グレノーブルのパフォーマンスとスコアを見たところ、これ以上バンクーバーで経験を積む必要はなさそうだね。

彼らのリズムダンスとフリーダンスはまさに世界レベルだった。誰もタンゴ ロマンチカを彼らほどは滑れないだろうし、フリーダンスももう本当に素晴らしかった。

だけど僕の疑問は、彼らのパフォーマンスは本当にVictoria Sinitsina/Nikita Katsalapov ペアより16点も高く、 Piper Gilles/Paul Poirierよりも28点も高いものだったかな?

もちろんこれは凄いレベルのパフォーマンスと、GOEとPCSのおかげ。だけどこの凄い点差は、なにもアイスダンスだけじゃない。他の部門でも時々見られていて、特に技術構成点がさほど変わらないケースでは、なかなか興味深いよね。

すべては、質。特にGOEの出来映え点だ。いくつかの試合で見られたけど、ジャッジたちはまだこの新しいGOEシステムに慣れてない感じがするね。この点差が、シーズン後半でどんな風に変化していくか、楽しみだよ。

紀平梨花、GPファイナルで勝つためには全ての武器を使う必要がある Ice Time

Ice Timeが更新されました!

いつも長文で情報たっぷり、読み応えありますね!

海外コメントが盛り込まれるのもさすが英字新聞ですw

ちなみにこの記者さん、福岡の全日本ジュニアに行っていたようですね・・・

 

Rika Kihira will require full arsenal to win Grand Prix Final | The Japan Times

土曜日の夜、フランスのグレノーブルで紀平梨花は、日本のスケートスタートしての仕事をやり遂げた。この16歳の頭上に乗った王冠はGPファイナルを決定させるものでもある。

 

2週間前の広でのNHK杯で優勝した紀平は、SPFS合わせて一本のトリプルアクセルしか成功させることができなかったが、同国の三原舞依を上回って優勝した。

 

紀平の得点は205.92。一方の三原は202.81。この結果で、紀平は宮原知子、坂本花織と共にGPファイナルへの出場を決め、三原は第1補欠となった。

 

GPファイナルに出場する他の3名はいづれもロシア選手。オリンピックチャンピオンのアリーナ・ザギトワ2015年の世界女王、エリザベータ・トゥクタミシェワ、そしてソフィア・サモドロワ。

 

もしもこのフランスの順位が逆であれは、三原を含めた四人の日本人女子がGPファイナルに進出していた。日本女子3名がGPファイナルに進出するのは8年ぶりである。

前回は2010年、安藤美姫村上佳菜子鈴木明子が北京での大会に出場した。

 

紀平はSPで予定したいたトリプルアクセルがシングルになってしまい、得点がつかなかった。しかしそれにもかかわらず、67.64で三原の67.95に次ぐ2位となった。

 

紀平のこのSPトリプルアクセルが開いてしまうのはこのところのパターンとなっている。今シーズンのGPシリーズ2戦だけでなく、昨シーズンの全日本ジュニアでも。そうなるとこのジャンプの得点は0点、しかしこれらすべての大会で優勝している。

 

ユーロスポーツのマーク・ハンレッティが紀平が感じるトリプルアクセルに関するプレッシャーを語った。

NHK杯での衝撃的なトリプルアクセルを見て、期待と興奮が高まることは想像できる。だからこそ、彼女はプレッシャーを感じていたはずだ。」

その次の彼のコメントは興味深い。彼は、紀平よりも本田真凛のスケートの方が好きだと言う。

「僕は完全に本田の方が好きだ。彼女がした振り付け、パフォーマンスや曲の理解がとても好きだ。でも、梨花は本当によくトレーニングしているように見える。すべての動作が磨かれて作り込まれている。」

 

今大会ではFSで1本しかトリプルアクセルを決められなかったが、ユーロスポーツのサイモン・リードとルイーズ・ウォルデンに強い印象を与えた。

リードは紀平が滑り終えた後にこういった「素晴らしかった。僕たちはなんという才能を目の前にしているんだろう。ザギトワに勝てるかもしれない」

 

Ice Timeもこれに賛成だ。ただ、GPファイナルや世界選手権でザギトワに勝つためには、3つのトリプルアクセルをクリーンに決める必要があるだろう。

 

「始めから終わりまで、本当に素晴らしかった。まるで彼女の頭の中を見ているようだ。ものすごい集中力。自分が何をするべきか、はっきりわかっているのね」とウォルダンはコメントしている。

 

紀平は今回時差に苦しんでいた。ISUWebサイトでこのようにコメントしている。

「身体のコンディションをきちんと整えられなかったことを考えると、やれることはできたかなと思います。優勝したことは嬉しいですが、パフォーマンスと点数には満足していません。GPファイナルではもっと良くしたいと思います。」

 

ニアミスの三原

後少し、というこの敗北は、19歳の三原には大きな違いとなった。フランス杯FSで暫定1位につけた三原は、演技後に涙を流した。

三原は、誰から見て美しいスケーターでとても愛される人間性だろう。彼女がNHK杯に紀平と宮原とともにアサインされたことは、とても可哀想だとも言える。もしも彼女が他のGPシリーズの試合に派遣されていたら、GPファイナルへの道は、もっと違った素晴らしいものになっていたかもしれない。

 

日本の女子スケーターがこれほどの才能溢れる多くの人材を抱える今、Ice Timeは彼女をかつての中野友加里と重ねて気持ちが沈むものを感じてしまう。中野は2度、悔しいところでオリンピックへの出場を逃している。三原が同じ道を辿らないことを願う。

 

ハンレッティは、三原がジャンプパッセージの後に素晴らしい表情をしたと考える。

「すべてのジャンプが、まるで目に見えるため息のようだった。彼女はリラックスしてプログラムに入れたようだし、トリプルフリップの後にはより良い表現を見られたように思う。」と、SPの後にコメントした。

 

彼のコメントは熱狂的ではなかったが、三原の優雅さについてもコメントしている。

「彼女は本当に柔らかく素晴らしい膝の動きをするね。特に驚くこともない、特にスペシャルなこともない、特に目立つこともない。だけど、全てがクリーンなパフォーマンスだ。」

 

リードは三原のバランスの良いFSを非常に評価している。

「あの状況のプレッシャーで、本当に素晴らしいパフォーマンスだ」

 

ウォルデンは、彼女がプログラムの後半で少し疲れてしまい、もっと感情的になれたはずだともいう。

「技術的には、ほとんどのパートで彼女は完璧だった。プログラムの後半に入ってから少し疲れが見え、もし私がうるさくいうとすれば、もっと表現が見たかった。身体だけでなく、表情やアクションで」

 

三原はFSの後緊張があったとコメントした。

「今日の自分の滑りには満足していません。FSの前、泣きそうになってしまって、でもコーチが「大丈夫。一緒に滑ってあげる」っていってくださって、それで落ち着くことができました。いい経験になりましたし、もっと自信を持てるように練習して行きたいです」

 

本田、再びファクターなし。

本田真凛SP4位にたったが、全体では188.616位となった。ミスの数々が彼女を表彰台から遠ざけたのだ。

この17歳は予定していたトリプルサルコウがダブルになり、3連続ジャンプ(3Lo2T、2Lo)で回転不足を取られた。

 

本田はこれまでシニアのGPシリーズで4試合を滑っているが、5位以上には入っていない(去年はどちらも5位だった)今年の一つ目のGP参戦である1ヶ月前のスケートアメリカでは8位だった。

 

ラファエル・アルトゥルニアンコーチは先週のインタビューで本田についてこうコメントしていた。「彼女はまだ才能の30%しか使っていない」彼の言い分にいくらか賛同できるとしても、問題は彼が残りの70%を彼女から引き出すことができるかどうかだ。

 

5月のインタビューで彼が話していたことを思い出す。

「いつでも誰かが僕のところに来た時は必ずいうんだ。「時間をくれるかい?僕は魔法使いではない」」

 

横井、坪井がジュニアで優勝

横井ゆは菜、坪井達也が日曜日に福岡で行われた全日本ジュニア選手権のシングルで優勝した。ペアでは中京大学1位から3位までを独占した。

 

去年の紀平と山下真湖の戦いのようなスター性を欠いてはいたが、それでも選手たちはアクシオン福岡に詰め掛けた観客の前でよく滑った。

18歳、名古屋出身の横井は181.84で優勝、坪井は222.79で優勝した。

 

横井のクラスメートである荒木菜那が170.902位、川畑 和愛が158.16で3位となった。去年3位だった荒木と6位だった川畑はそれぞれ成長を見せることができた。

 

ファイナルグループ六人のうち三人、横井、荒木、14位だった浦松千聖は中京大中京高校の選手。荒木はこの結果に喜んでいるとIce Timeに語ってくれた。

「学校の仲間たちと私が同じファイナルグループで滑れるのは本当に嬉しいです。しかもゆは菜が優勝して本当に幸せです。」

 

ジャンプで驚かせたのは佐藤駿。クアドトゥをFSで決めて見せ、

222.30の2位、島田高志郎が210.03で3位となった。

 

14歳、仙台出身の佐藤は大会前から多くの注目を集めていたが、SPで6位と出遅れた後FSで巻き返した。

佐藤は、非常に高いポテンシャルを感じさせることは間違いない。この才能が日本のコーチの元で磨かれるか、海外のコーチに磨かれるかは興味深い問題だ。

メドベデワ崩壊。GPファイナルを逃す。The Chennai Telegram

海外でもこんな記事がやっぱり出るんですねぇ・・・

というか今気づいたけど・・・チェンナイって、インド・・・?www

 

メドのコメント「多分、私はどこか笑う場所が必要なんだと思う。」に、涙が・・・・・・・

頑張れメド!!!応援しています!!!!!

 

 

Disaster Medvedeva. She has left behind the final Grand Prix | The Chennai Telegram

ロシアのフィギュアスケーター エフゲニア・メドベジェワがフランス杯で崩れ、カナダで行われるGPファイナルを逃した。

数年前まで、メドベジェワは無敵だった。全ての大会で完璧だった。それから数年は強さが続くと思われたし、世界中のリンクを制覇することも可能だと思われた。しかし、オリンピックが近づくにつれ、何かが狂いだし、そして遂に、カナダのGPファイナルを逃したのだ。

最初は怪我であり、そこからの急いで回復して韓国でのオリンピックに出場したが、アリーナ・ザギトワに敗北した。そして、それまでのコーチであるエテリ・トゥトベリーゼの元を離れてカナダのブライアン・オーサーを訪れた。まだ良い変化は表れていないように見える。バンクーバーGPファイナルは、今や彼女のホームであり、ロシア選手権を通らずに出場することができる。ロシアからはアリーナ・ザギトワエリザベータ・トゥクタミシェワ、ソフィア・サモドロワが出場する。

GPファイナルに行くためのチャンスは、そう悪いものでなかった。フランス大会で2位以上を取ること。でも、FSでの失敗により、125.26ポイントとなってしまった。その結果、GPシリーズを通しての順位による獲得ポイントがトータル20ポイントで9位に終わった。

この19歳のロシアスケーターがファンや仲間のスケーター、そしてもちろんジャーナリストから批評されたことは間違いない。

「そうよ、メドベジェワを叩いたんだわ」有名なコーチ、タチアナ・タラソワはそ憤る。「いくつかの記事を読んだ時、私の髪は怒りで逆立ったわ。何故アスリートがコーチの元を離れたかも知らないような人たちが狩りをするのよ!なぜ?なぜなの?お黙りなさいっていうのよ!誰が妻を傷つけたいと思うの!?」

2006年と2014年の2度のオリンピックチャンピオンであるエフゲニー・プルシェンコも彼女をサポートする一人だ。彼のインスタグラムにメドベジェワに捧ぐポストをした。

「Dearジェーニャ。君のファンや友達はいつでもあなたをサポートするよ。選手はロボットじゃないんだ。みんな人間だ。君が20勝していて、昨日はただそれが起きなかっただけ!GPファイナルは世界選手権でもオリンピックでもないよ!これからまだまだ君のキャラクターや才能を披露する場所がたくさんあるよ!

メドベジェワは、これまでの精神的な問題に苦しんでいる。誰かもわからないような、でも多くの共感を得ているSNSの書き込みに行きついたりもした。

RIAインタビューで彼女はこう答えている。「全てがうまくいっているときは考え過ぎることはないでしょう。でも時によって、私はすごく怖がりになります。きっと慣れるだろうと思っているし、遅かれ早かれいつかは終わることです。でも、厳しい時期が来るだろうことに準備はできました。だけど、それは思っていたよりも易しいことではなかった。私の素晴らしいチームは本当によく働いてくれますが、これは別の仕事。全く違うスタイルなんです。だけどそれがもっと難しくなると、私は比べる事すらできなくなる。いいスタートの後で大変になるだろうから、無意識のうちに備えていました。」

一番の質問は、オリンピック後のシーズンで沈んでしまった彼女の、次はどうするか?

「今は、とにかく前に進むことを考えています。私にとって一番大切なことは、手放すこと。何かを滑り落ちさせたりはしない。心を開いて、外の世界に出ていくこと。これは、SNSの再開ということではありません。世界には、悪いことよりもいいことの方がたくさんあるっていつも覚えておいた方がいいと思う。多分、今は実験の時間なんです。技術的にも、身体的にも。スタートを切る前に、実験をする時間が必要なんだと思います。時間がかかるけど、だからいろいろな感情が芽生えます。多分、私はどこか笑う場所が必要なんだと思う。多分、友達とふざけたりジョークを言いあったりして自分を励まして、戦う気持ちを持てるようにする必要があるんだと。私は、自分に入り込み過ぎてしまうんです。神経過敏になっているというか。それに、競技会は楽しくなくちゃいけないし、なめらかでクリアである必要もある。私の新しいチームは私を探しているし、私も彼らを、お互いに探し続けます。少しの時間、でもそれは計画通りでもあります。」

バンクーバーで開かれるGPファイナルは、メドベジェワなしで行われる。ザギトワとの再戦は、まだ見られないようだ。オリンピックの金メダリストと銀メダリストが顔を合わせるのは、ロシアのナショナル大会(12月19日~23日)までお預けだ。ただ、そこでもメドベジェワは苦労するだろう。次の大会はミンスクで1月21日~27日に行われるヨーロッパ選手権。つまり、12日~15日の感覚でコンディションを整える必要がある。もしくは、2か月カナダに戻らずにいるか。ただしこれも、オーサーのチームが全員ヨーロッパに移るわけにいかない限り、難しいだろう。

ミンスクへの資格を得るためにはロシアカップで3位以内に入らなければいけない。しかしこれは、ザギトワを含めた非常に強い選手たちが調子を上げている今、非常に難しいことかもしれない。ただ、もちろんみんな日本での世界選手権でフィギュアスケートに熱狂し、メドベジェワとザギトワの再戦を見ることを心待ちにしている。再戦にふさわしい場所だ。