ハビエル・フェルナンデス 引退インタビュー
遂に、この時が来てしまいましたね。。。
ハビエル・フェルナンデス選手、引退!
はーーー悲しい!!!
ということで、数週間ぶりの更新ですw
▪️やっぱりヨーロッパ選手権で引退?
そう。オリンピック後に言ったとおり、そうすることにしたよ。オリンピックみたいなプレッシャーを受ける戦いを最後にするのは嫌だったんだ。
ユーロは僕にとって、もっとリラックスできる家みたいな感じ。
21年のスケート、13回のヨーロッパ選手権出場と7回タイトルを獲得した今、人生の次のステップへ進む時だよ。(注:ユーロ13回出場、7連覇)
もちろん、ちょっと寂しいよ、だけど他の道でスケートをする。
すべての目標を達成した。僕の全てのメダルが本当にスペシャルだよ。僕は、自分が思い描いていたよりも多くのことを成し遂げられて本当に幸せだ。
▪️新しいキャリアに転向するのはどれほど難しい?
1日の終わりに気持ちをセットする必要があるよね。これまでやっていたことから次に変えることは大変だと思う。
でも、次の章もフィギュアに関連するから、フィギュアスケートをしている限りきっと大丈夫。ずっとやってきたことだから。
▪️あなたはスケートで何を残せたと思う?
みんなが僕を、違うタイプのスケーター、より完成されたスケーターだと思ってくれていたら嬉しいね。ジャンプってだけじゃなく、もっと完成されたスケートだと。
何人かのスケーターはそういった人たちで、すごく素晴らしいと思う。僕もその1人になれていたら嬉しいよ。
それから、世界で一つの国だけが勝てるってわけじゃないってことを知らしめたのはいいことだよね。どこの国の誰であっても、みんながストーリーを持ってる。いろんな国からいろんな人たちが来れば、様々なストーリーが出来る。
僕の国でフィギュアスケートが成長するのを助けられたらと思う。めっちゃ大変そうだけどね!
▪️コーチになるの?
コーチングも楽しんでるよ。たくさんのコーチと様々な経験があるし、彼らの一番いいとこを取り入れてく。教え方もたくさんある。それも全部学んだ。いつかコーチになるとは、常に思ってるよ。
▪️ショーも続ける?
もちろん!しばらくショーをやって、パートタイムでコーチを、つまりスケートキャンプやサマーキャンプかな。
すでにサマーキャンプでコーチをしたよ。だけど全然満足していない。むしろ、毎日スケーターと過ごしたいよ。僕が教えたいことにはとても時間がかかるから。
ショー生活を終えたら、コーチに専念すると思うよ。もしやるならマドリードがいいかな。(意訳)
▪️これだけ長いキャリアを持つことに成功したのはなぜ?スケートキャリアはこの頃あまりにも短くみえる。
自分がどのような人間で、どのようなアスリートかを理解する必要がある。
やりすぎも、やらなすぎもダメ。
ジャンプだけじゃない完成されたスケーターになるには、最初から正しくやって、時間とともに成長するんだ。ティーンエイジャーの時にはやりすぎない方がいいと思うよ。体も変わって行くからね。
それから、自分のゴールを100%自覚する必要がある。
それも遠すぎないゴールをね。何人もの人が、遠すぎるゴールを設定したために失敗していくのを見たよ。自分自身にフェアでいる必要があるんだ。
僕は、ご存知の通り、とても控えめな家族に生まれた。自分ができると思ったもの以上は求めない、そういう風に育って来た。いつも同じ人間で、それが僕のキャリアを長くしたんだと思うよ。
ヨーロッパ選手権7連覇なんて、考えもしなかった。何が起こるかはわからないよね。だけどそれは現実的だった。
もし勝ってなかったら、バックアップも用意していた。勝つためではなく引退するためにこの大会に来たって。
その必要がなくて、ほんとによかったよね!(笑
▪️スケートの進化をどう思う?SPの後怒ってたね。
4Sは確実に回ってたからね、そりゃ怒ったよ。自分のキャリアを通じて、自分のよくないスケートに1位をつけた時もジャッジに怒った。でも同様に、すごくよく滑れたのに減点されたら怒るよ。スロー再生もできてチェックもできるからね。
どんなアクションを公開して欲しいと思う?ジャッジがジャンプを評価する時にランディングを見るのはいいんだ。でもテイクオフも同時に見るべき。テイクオフの時に半分回転をごまかしてるスケーターも多いからね。何がフェアなのか?何がそうじゃないのか?
▪️女子がめっちゃクアド跳んでるけど、どう思う?
過去にも何人かの女子が3Aやクアドを跳んでるよね。このスポーツが、その方向に舵を切ったんだろうね。
日本人とロシア人が3Aを飛んで、今はアメリカ人もだ。他のロシアはクアドも跳んでる。
きっといいことだけど、本当にいいかどうか見極めるには数年待つ必要があるだろうね。
14歳の女の子がこれ以上ジャンプを跳べないからって引退するとしたら、それはフィギュアにとって悲劇だ。
12歳でクアドを跳んだ子が、25歳でも跳べるかな?それを見届ける必要があるだろうね。
▪️なぜそれがスケートの悲劇だと思うの?
リンクに観戦に来る人はみんなそれぞれの理由があるはず。スケーターには、ファンができる。
もし21年間スケートをしていたら、ファンができて、彼らがリンクに来てくれるようになるよ。
そうじゃなければ、もしたった数年しかスケートできずにやめてしまったとしたら、どうしてリンクに来る必要がある?
たった数年じゃなくて、長くスケーターを応援できることがベストだと思うよ。そういうスケーターはスケート人気に貢献していると思う。
▪️ファンの声
「ハビ?彼はスペインをスケート界に連れていってくれたし、スケート界をスペインに連れて来てくれたわ。彼がユーロに出た最初の年には、プレスルールにたった1人もスペイン人記者がいなかったのよ。今はスペインで彼のショー「Revolution on Ice」があってすごく成功してるわ」
「彼の魅力、彼の性格。彼にしかないものだわ。なぜスケートをするのか見せてくれていた」
「彼はスケートの両面のバランスを取った人だよね。フリープログラムで2種類のクアドを降りたし、スピード、グライド、エッジ、ステップのすべてにおいて、見て楽しいプログラムにしたよね。」