ジャッキー・ウォンのGPファイナル予想(女子)

さぁいよいよ今夜からですね!!!
激戦必至の女子から!GPファイナル予想だああ!!





数週間前のNHK杯が過去最高の試合だったと思うなら、今週また新しいのに出会えるよ、GPファイナルでね。NHK杯の表彰台に上がった3人全員に加えて、オリンピックチャンピオンと今期世界5位の高得点を出した選手がバンクーバーに来るんだ。今回は全く2人の戦いなんかじゃない。5人でトップを争う戦いだよ。

一位 紀平梨花 もうこれはほんとに全て、トリプルアクセルにかかってるね。紀平が優勝する、つまりオリンピックチャンピオンを打ち負かすためには。全体の滑りや音楽性は実は宮原のレベルには至っていない。だけど世界最高点の技術構成をしっかりこなせることができたら、ザギトワに勝てる可能性は十分にあると思うね。それができる人は今は本当に一握りもいない。だけどこれはハイリスクハイリターンな戦いだよ。もし運命を自分のことをでコントロールしたいなら、今シーズンのようなSPでのエラーは許されないよ。

二位 アリーナ・ザギトワ 彼女は今シーズン2つのGPシリーズで優勝したけど、彼女や彼女のチームがその滑りに満足していたとは思えないね。だけど、去年のザギトワから何かを学ぶとしたら、彼女は大きなイベントに合わせてピークを持ってくることができる。これは余り語られないけど、彼女も今季技術構成をあげてるんだ。FSでは今二つのトリプルルッツコンボを跳んでいて、そのうちのルッツーループコンボが今シーズンの要衝になってるね。今回の戦いではこれまでのGPシリーズみたいなエラーが許される余地はないよ。今週のテクニカルエレメンツに満足することができるかな?

三位 宮原知子。エラーの余地でいうと、このトップスケーターの中では宮原のジャンプが一番少なそうだ。宮原はこのことをよくわかっているから、以前のようなアンダーローテの嵐から遠ざかるため、夏に集中的なトレーニングを積んできたんだ。それはここまでのところ、成果が見えているよ。過去にここまでジャンプで強さを見せたことはないし、音楽性や全体の流れも過去最高だ。でもGEOに関しては、ライバル達よりもちょっと低いことが多いね。表彰台に立つためには全身全霊をかける必要があるし、そうしたら優勝も見えるかもしれない。

四位 エリザベータ・トゥクタミシェワ。
トリプルアクセルがここにも!前回出場のGPファイナルでは、彼女は全てを持って行った。今回の復活も、すごく感激だよね。これまでに比べてすごく良い滑りをしてるだけでなく、これまでにないくらい沢山のファンに囲まれているんだ。それは彼女が観客に見せてくれるものでわかるし、彼女の音楽との関係でもわかる。彼女が今回これまで以上の気合いと自信で挑んできても、驚かないだろうね。メダルを勝ち取るかどうかはSPをクリーンに滑れるかどうかにかかってるね。

五位 坂本花織
ここまでの彼女は落ちたり上がったり落ちたり上がったりしてる。シーズン初戦のロンバルディアではよくなかったけど、ジャパンオープンとスケアメでは素晴らしい滑りをして、そしてまたヘルシンキでちょっと落ちた。彼女はまだ緊張に対して免疫が少ないみたいだね。そして今シーズンでは一つのミスが大きな問題になってしまってる。彼女の場合はSPの出来が、ものすごく大事だ。もしクリーンなら表彰台も狙える。だけどスケーティングのレベルで考えると、彼女がメダルを取るにはライバル達の助けが必要かもしれないね。

六位 ソフィア・サモドロワ
彼女がシニア初シーズンでGPファイナルに出場できたのは、戦略勝ちってとこだね。紀平もそうだったけど、GPシリーズのアサインが出たとき、二つのGPイベントで勝ち残るなんて誰が予想した?だけど彼女はチャンスを最大限に活かしたね。安定感を見せてファイナルに殴り込んできた。でもだから、今回の戦いに割って入るのはなかなか難しそうだけど、なんせ安定感があるから、他のライバル達がミスをしたら順位を上げるかもしれないね。