ジャッキー・ウォンのGPファイナル予想(男子)

ぅおっとーーー間も無く開会!

ギリギリ間に合いましたw

男子予想!!SPがんばれ!!

 

 

去年同様、今年のグランプリファイナルもビックネームがいない。羽生結弦が右足首の怪我で今年もGPファイナルを棄権してしまった。なので、今回も3人の戦いというよりも、ネイサン・チェンと宇野昌磨の戦いになりそうだ。去年の世界選手権のようにね。どちらとも今シーズン完璧ではないけど、どちらも完璧にできるポテンシャルはもちろんあるよ。

 

1位 ネイサン・チェン

今週のチェンは宇野との対決で技術構成を上げてくるかな?今シーズンここまでは構成を下げてもクリーンに決めることを記録作りより重視してる。それに、今シーズンはフリップで明確じゃないエッジが指摘されていて、パフォーマンスに対して思ったより点数が伸びていないんだ。だから、もしかしたらフリップ出なくてルッツにするか、とかFSで3つでなく4つのクアドを入れてこないかって考えちゃうよね。どちらにしても、これは一つ一つの大会を学業とバランスを取りながら行ってる。これは彼にも彼のチームにも、これまでなかったことだよ。

 

2位 宇野昌磨

ここまで出場した3つの大会(FSだけだったジャパンオープンを入れれば4つ)全てで金メダルを獲得してるけど、これまでの彼の滑りは完璧とは言えない。それぞれの大会で大きなエラーを起こしてるけど、高い技術構成点とPCSでここまで来てる。だけど今週は違う。チェンがいるから、これまでのようなミスは許されないよ。予想しろっていうなら・・・SPではきっと宇野が首位に立つ。FSではチェンのが上で、でもすごく僅差の戦いになるだろうね。

 

3位 ジュンファン・チャ、韓国

「これが未来だ」っていう選手がこの人。17歳、GPファイナル男子で一番若い。怪我のせいで昨シーズンのレールから外れてしまったけど、ポストオリンピクシーズンで彼は四回転に挑戦してる。今シーズンは出場した4試合で全て表彰台に上っていて、GPシリーズは両方とも銅メダルだ。もっと良くなるとしたら、安定感だね。SPでしっかり滑ることが、表彰台を近づける方法だ。韓国のニューフェイスが初めてのGPで表彰台に乗ったら、すごい人気になりそうだね!

 

4位 ミハイル・ブレジナ チェコ

6人のファイナリストの中で、ブレジナが一番驚くべき人かもしれない。前回GPシリーズで表彰台に乗ったのは4年前だし、GPファイナルに出るのは7年ぶりだ。ここ数年は不甲斐ない結果に終わっていなけど、ラファエル・アルトゥルニアンコーチの元でやって来たことが昨シーズンの終わりごろから実って来たように思う。それが今シーズンの今までと全然違う自信と安定感を作っているんだ。GPシリーズ2つの銀メダルで、彼がここでも表彰台に乗れる可能性があることがわかるよね

 

5位 セルゲイ・ボロノフ ロシア

再び、彼がここに戻って来た。今年はコリヤダ、アリエフ、サマリンたちがGPファイナルを逃したためにロシア人シニア男子としては1人での出場だ。彼がヨーロピアカップや世界選手権に出てから4年、今週のバンクーバーでの成績が、ロシアナショナルでの彼の自信をすごく押し上げると思うよ。技術的にはすごくいい調子でここまできてるけど、クアドループは今シーズン決まらずだ。だけど彼は戦い続けて安定感のあるプログラムをするだろうね。表彰台も、見えるかもしれない

 

6位 キーガン・メッシング カナダ

今シーズン世界5位の得点をマークしているし、この6人の中で彼より高い点数を取っているのはチェンと宇野だけだ。だから彼にもメダルの可能性はある。だけど、数週間前のロステレコム杯からの流れで見ると、彼は自分を見失って5位になってしまった。彼の今大会のエントリーは羽生の棄権によるもの。だけど、カナディアンとしてどんな成績を出すかは彼のパフォーマンス(とロステレコムからの回復)にかかってるよ。

ジャッキー・ウォンのGPファイナル予想(女子)

さぁいよいよ今夜からですね!!!
激戦必至の女子から!GPファイナル予想だああ!!





数週間前のNHK杯が過去最高の試合だったと思うなら、今週また新しいのに出会えるよ、GPファイナルでね。NHK杯の表彰台に上がった3人全員に加えて、オリンピックチャンピオンと今期世界5位の高得点を出した選手がバンクーバーに来るんだ。今回は全く2人の戦いなんかじゃない。5人でトップを争う戦いだよ。

一位 紀平梨花 もうこれはほんとに全て、トリプルアクセルにかかってるね。紀平が優勝する、つまりオリンピックチャンピオンを打ち負かすためには。全体の滑りや音楽性は実は宮原のレベルには至っていない。だけど世界最高点の技術構成をしっかりこなせることができたら、ザギトワに勝てる可能性は十分にあると思うね。それができる人は今は本当に一握りもいない。だけどこれはハイリスクハイリターンな戦いだよ。もし運命を自分のことをでコントロールしたいなら、今シーズンのようなSPでのエラーは許されないよ。

二位 アリーナ・ザギトワ 彼女は今シーズン2つのGPシリーズで優勝したけど、彼女や彼女のチームがその滑りに満足していたとは思えないね。だけど、去年のザギトワから何かを学ぶとしたら、彼女は大きなイベントに合わせてピークを持ってくることができる。これは余り語られないけど、彼女も今季技術構成をあげてるんだ。FSでは今二つのトリプルルッツコンボを跳んでいて、そのうちのルッツーループコンボが今シーズンの要衝になってるね。今回の戦いではこれまでのGPシリーズみたいなエラーが許される余地はないよ。今週のテクニカルエレメンツに満足することができるかな?

三位 宮原知子。エラーの余地でいうと、このトップスケーターの中では宮原のジャンプが一番少なそうだ。宮原はこのことをよくわかっているから、以前のようなアンダーローテの嵐から遠ざかるため、夏に集中的なトレーニングを積んできたんだ。それはここまでのところ、成果が見えているよ。過去にここまでジャンプで強さを見せたことはないし、音楽性や全体の流れも過去最高だ。でもGEOに関しては、ライバル達よりもちょっと低いことが多いね。表彰台に立つためには全身全霊をかける必要があるし、そうしたら優勝も見えるかもしれない。

四位 エリザベータ・トゥクタミシェワ。
トリプルアクセルがここにも!前回出場のGPファイナルでは、彼女は全てを持って行った。今回の復活も、すごく感激だよね。これまでに比べてすごく良い滑りをしてるだけでなく、これまでにないくらい沢山のファンに囲まれているんだ。それは彼女が観客に見せてくれるものでわかるし、彼女の音楽との関係でもわかる。彼女が今回これまで以上の気合いと自信で挑んできても、驚かないだろうね。メダルを勝ち取るかどうかはSPをクリーンに滑れるかどうかにかかってるね。

五位 坂本花織
ここまでの彼女は落ちたり上がったり落ちたり上がったりしてる。シーズン初戦のロンバルディアではよくなかったけど、ジャパンオープンとスケアメでは素晴らしい滑りをして、そしてまたヘルシンキでちょっと落ちた。彼女はまだ緊張に対して免疫が少ないみたいだね。そして今シーズンでは一つのミスが大きな問題になってしまってる。彼女の場合はSPの出来が、ものすごく大事だ。もしクリーンなら表彰台も狙える。だけどスケーティングのレベルで考えると、彼女がメダルを取るにはライバル達の助けが必要かもしれないね。

六位 ソフィア・サモドロワ
彼女がシニア初シーズンでGPファイナルに出場できたのは、戦略勝ちってとこだね。紀平もそうだったけど、GPシリーズのアサインが出たとき、二つのGPイベントで勝ち残るなんて誰が予想した?だけど彼女はチャンスを最大限に活かしたね。安定感を見せてファイナルに殴り込んできた。でもだから、今回の戦いに割って入るのはなかなか難しそうだけど、なんせ安定感があるから、他のライバル達がミスをしたら順位を上げるかもしれないね。

ゆづに動かされた。海外羽生ファンのお話

今週のIceTimeは、海外ゆづリストのお話でした!

さっとんについてランビエールが語っているのもかなり興味深いですね!!

今週も長かったーーーw

 

 

オリンピックを二連覇した羽生結弦が日本にもたらした衝撃は言葉にならないほどすごい。疑いようもなく。

だけど日本のスケートファンは気付いていないかもしれないけど、その衝撃は海も越えているのだ。

 

ICE TIMEは今回、アメリカの羽生ファンに話を聞いた。彼女は平昌オリンピックで初めて羽生の演技をテレビで見て、すぐに魔法にかけられた。

 

ニコール・ザレテはアメリカ、ノースカロライナに住み旅行代理店で働く30代後半の女性。彼女は11月にヘルシンキで開かれた大会に行くまで、生でスケートを見たことがなかった。

 

日曜日のSkypeインタビューでこう答えてくれた。「初めてゆづのことを知ったのは、オリンピックの1ヶ月前くらいです。アメリカのTVでネイサン・チェンを特集していて、ゆづはそのライバルとして取り上げられていました。私はその時まで日本のスケーターがそんなに凄いと知らなくて、それで日本に興味を持ったすんです」

 

彼女は数ヶ月前に休暇でここへ来て、それから羽生がどういう人かを調べるようになった。

Googleでゆづのことを調べて、どれだけ素晴らしい選手かを知りました。動画も沢山見たし、ファンがかれについてなんて言ってるかも読みました」

「凄く驚いたのが、彼は素晴らしいアスリートであると同時に人としても素晴らしいってこと。それに彼はディック・バトン以来誰も成し遂げていない二つ目の金メダルを取るためにすごくもがいているっていうことでした」

 

ザレテは、彼がファンにどれだけ崇拝されているかも知った。

「彼のファンは、彼をスケーターとしてというよりも人として尊敬しているようでした。これはアメリカとは違います。アメリカでは、人となりよりも彼らのスキルの方が注目されます。だから、私はすごく興味を持ちました」

「オリンピックまではすごく心配で。でも彼の滑りを見ることばかり考えていて。それからずっと、彼のファンです。」

 

彼女はオンラインのスケートフォーラムやTwitterで、スケートのシーズンがどんなスケジュールで動いているかなどについて学び、そして現地に行きたいという思いを募らせた。

 

「ゆづが今シーズンどうアサインされているか知りました。すごくすごく行きたい気持ちがあったけど、きっと無理だろうって思っていました。だけど、今や世界中にできたオンラインの友達が励ましてくれて、もしかしたら思ったより難しいことじゃないかもしれない、とも思い始めました。」

「旅行代理店勤務ですから、もちろん世界中の旅行プランを立てられることは知っています。だけど、自分の好きなスポーツを見るためだけに海外に行くという考えは怖いものでした。特に私は新しいファンです。何か悪いことをしたりして迷惑になりたくなかったんです。」

 

その時は、旅行に対して大きな期待はしていなかった。

 

「とにかく、行くだけ行こう、と思いました。行って、ただ彼のパフォーマンスを見て、あとは少し街を観光したりするだけって。だけど、行ってみたら予想以上のことが沢山ありました 」

 

彼女は、ヘルシンキに行く前にオンラインで知り合ったファンの人たちの親切さに驚いたという。

 

「会う人たちがみんな親切で、お互いに会えることを楽しみにしていました。本当に、期待以上で。大会に向けて、オリジナルの服を作ったんです。ゆづの名前を漢字と英語の両方で袖に大きく入れて、彼のシルエットを背中にいれました」

「来る前にオンラインに写真を投稿していたから、たくさんの人が私に気付いて話しかけてくれました。」

 

特に日本からのファンがとても親切だったと彼女は言う。

 

「日本のファンの人たちは信じられないくらい優しかったんです。話を聞いて吹き飛ばされました。私と写真を撮りたいと言ってくれたし、話をしようとしてくれて、それにプレゼントまで貰ったんです」

 

彼女が見た羽生の演技を、彼女はしばらく忘れられないという。

「彼を生で見ると、もう本当に驚きでした。リンクで見るとこんなにエネルギーがあふれているんだって。どんな風にジャンプを降りるのか、得点がどうなるか、次のエレメンツはなにか、とにかく興奮の連続でした。それに、会場中の人が同じ気持ちだったから、感動が何倍にもなりました」

 

羽生のエキシビションでの演技は、彼女をとても感動させた。

 

SPFSの間は心配で緊張していたけど、エキシビションの演技はリラックスして見ることができました。「春よ来い」の演技は本当に美しくて、全ての音に意味があるように感じて。何も心配せずに安心して見られることが一番素晴らしかった」

「照明も美しかった。それに、彼はすごく大きく動いていたんです。こんな素晴らしいパフォーマンスがあるのかって思って、私の週末は終わりました」

「今回、新しく知り合った人たちとこんなにも感動をシェアして、人生で一度のゆづが滑るところを生で見る機会が終わりました」

「全部が混ざり合って、それに彼が本当に美しく滑っていて、私はアリーナで泣いてしまいました。始めは恥ずかしかったけど、周りを見て泣いているのは私だけじゃないって、気づきました。」

 

最後に、彼女がなぜ母国のチェンではなく羽生のファンになったのかを聞いてみた。

 

「彼らは2人ともとても素晴らしいスケーターです。素晴らしいスキルを持っているけど、でも2人のパフォーマンスや振付、それに溢れ出すエネルギーが違うんです。」

「ゆづのスケートは、日本の美徳を表しているなって思うんです。彼のスケートは繊細でエレガントで、そして凛とした強さがある。」

「チェンのエネルギーはもっとアメリカっぽいかんじです。自信、成功、強さや身体能力をみせるような」

 

ザレテは、羽生がリンクで見せる姿が好きだという。

 

「ゆづは、どこかミステリアスなところもあるんです。チェンのエネルギーは私が惹きつけられるものとは違うんです」

 

グランプリファイナル

今週末、グランプリファイナルがバンクーバーで開催される。4人の日本人、宇野昌磨紀平梨花宮原知子、坂本花織が出場する。

羽生が怪我で棄権した今、宇野とチェンは間違いなく優勝あらそいをすることになるだろう。紀平はチームメイトやアリーナ・ザギトワエリザベータ・トゥクタミシェワ、ソフィア・サモドロワと戦うことになる。

 

去年のGPFで5位だった宮原は、2位だった先月のNHK杯のあと、こう語っていた。

 

「ファイナルに向けても、いつもと同じように練習していきます。大会でもいつも練習でしていることをやりたいと思っています。GPファイナルの次は全日本なので、全日本につながるパフォーマンスをしたいです」

 

昨シーズンの世界選手権で銀メダルだった宮原は、特に何も追加しないという。

 

「今シーズンは、トリプルアクセルとかを追加することはしません。今はできないのでしません。その代わりにいつもしていることをします。もっと練習してパフォーマンスを磨いて、集中してやりたいです。将来的には、今シーズンではなくて、大技にも挑戦して生きたいと思っているので、そのためにも頑張ります」

 

宮原はアンダーローテーションを取られないためにジャンプに集中するという。

 

「前までは着地がすごく心配でした。でも今は、練習でもよくなって来ているので、アンダーローテーションを心配してい入るけど、飛んで着地することができています。練習でもできているので大会でもできると思います」

 

ランビエールは宮原がお好き

現在コーチと振付師としている2度の世界チャンピオンで2006年オリンピック銀メダリストのステファンランビエールは最近「In The Loop」のポッドキャストで「誰が今シーズンきになるか」という質問にこう答えている。

 

「僕は宮原知子の滑りを本当に本当に楽しんでるんだ。彼女は本当に洗練されたスケーターだと思うよ。彼女の大好きなところは、ただエレメンツをこなすだけでなくて、彼女は音楽を感じているんだ。これは今すごくレアなことだよ。だって、前にも言ったけど、最近はプログラムをこなすことを気にしすぎるあまり、音楽が二の次になっていることがしばしばあるんだ。

「だけどさとこを見ていると、彼女は音楽とも観客とも自分自身とも繋がっているのがわかって、それを見ているのが本当にたのしいんだ」

「振付を一緒にやっている時、彼女はいつもなんでも受けれてくれるんだ。それが彼女のやり方で、彼女が本当に素晴らしいアーティストでスケーターだとわかるんだ」

 

これは素晴らしい宮原評だ。

 

島田がジュニアGPファイナルへ

今年のジュニアGPファイナルに日本の女子はいないが、男子では島田高志郎と、アメリカのトモキ ヒワタシがファイナルに出場する。

島田は先月の全日本ジュニアでは3位だったか、今年アサインされたJGPシリーズでは2位と3位の成績を上げている。しっかりした演技ができればメダルを獲得してもおかしくない。

 

IceTimeはヒワタシに大会についてメールで聞いて見た。

「すごく興奮しています!僕の初めてのファイナルになるので、ベストを尽くしたいと思います。ゴールはただリラックスして大会を楽しむことです。もし表彰台にのれたらすごく嬉しいけど、今は自分が満足する滑りをして、お客さんに成長した姿を見せられたら嬉しいです。」

TheSkatingLesson GPファイナルのあれこれ

「TSL」という文字はよく目にしていましたが、

初めてまともに見ました! 笑。

ものすんごくざっくりと、気になったGPファイナルの男女シングルのことだけ訳してみました。

 

 

羽生結弦が棄権しちゃったね!彼は4週間リンクから離れなきゃ行けなくなった(え、全日本大丈夫・・・!?)

 

これで、ショウマとネイサンの戦いになったよね。

PCSは多分ショウマの方が上だよね。

あとはネイサンが今回成功するかどうかだ。彼は波がある。

それに、エッジの問題がクリアになるかどうかも鍵になるよね。

それを考えると、ジュンファンが間に入ることもあると思うよ。

ーところでジュンファンの名前の発音って難しいよね。どれが正解かわからないよ。時々オリンピックのアナウンサーも間違うもんねー

 

それでいうと、キーガンメッシングも可能性あると思うよ。

ーほんとに?

だって彼はここまで良い悪いを大会ごとに交互に繰り返してるんだ。GPシリーズの2戦目で悪かったから、今度は上がってくるんじゃないかと思ってるんだよね。

 

それでいうなら、ブレジナだってもちろん可能性はあるよ

 

 

女子は今回、

アリーナ・ザギトワ紀平梨花宮原知子エリザベータ・トゥクタミシェワ、坂本花織、サモドロワが出場するけど・・・

ーねぇ、それって君の順位予想をそのまま言ってる?僕はちょうどその順番での順位予想を考えていたんだ。

ーそんなことないよ!僕は正直、紀平梨花が本命だね。彼女は勝つためには3つのトリプルアクセルを揃えなきゃいけないし、GPシリーズでは揃えられなかったSPをここで揃えてくると思ってる。だから、SPのあとはむしろ彼女が大会をリードすると思ってるよ。

ーだけどPCSではザギトワがやっぱり有利だ。ジャッジたちは高い点数を与えるために長い時間やこれまでの実績を加味してるように思えるから。だからザギトワがもし「まぁいいかな」っていうような滑りを見せたら、もうそれはザギトワの圧勝になるかもしれない

ー確かにそれはあるかもしれないけど、僕は紀平はもうその域に達してると思うね。一年が終わって彼女が成し遂げたことを考えたとすると、それはもうすごいことになってるはずだよ。だとしたら、この段階でジャッジが紀平に点を与えることも不自然じゃない

ーもちろん彼女が「今」起こしてることは素晴らしいことだよ。だけど、そこが僕が不思議だなと思うところでもあるんだけど、今のパフォーマンスが、今だけじゃなくて過去のパフォーマンスに影響されてるところがあるよね

ーそれは確かにね。だけど、彼女の過去を見ると、これほどのプレッシャーを浴びたこともないように思うんだ。ザギトワはジュニアGPFで優勝してる。知子もそうだし、トゥクタミシェワもそうだ。だけど紀平はジュニアGPFで優勝はしてないんだ。だから彼女が今回このプレッシャーに耐えてどこまでやれるかがすごく楽しみでもある。彼女のFSはどんどん良くなっていってる。PCSもそう。だからGPFでどれだけのパフォーマンスを見せてくれるかが楽しみなんだ

ー彼女は、「あの」濱田コーチの元でトレーニングしてるんだ。あのコーチはどうトレーニグするべきかも、自信の持ちかたも、プレッシャーとの戦い方もわかってる人だと思うんだよね。だから彼女はきっと今回すごい滑りをみせると僕は思ってるよ

ー確かに濱田コーチは知子のコーチでもあるし、知子のことを知り尽くしてると思う、もうほとんど娘かなって思うくらいに。同門で世界のトップが二人もいるっていうのはすごいことだよね

ーあの二人はでも、似ているかもしれないけど違う方法で世界に登ってきているんだよ。

 

ー僕はさとこも、この戦いに入ってくると思ってるよ

ーもちろん!

ーもし出場する女子の全員がクリーンに滑ったとしたら、それもかなりありそうだから楽しみだけど、もしそうなってみんなのPCSも上がってきたとして、トゥクタミシェワがクリーンなトリプルアクセルを飛んだとしても、僕は宮原に分があると思ってる。

ーそれは僕も思ってる。むしろ坂本も、前回の彼女の大会は良くなかったけどでも彼女もとても純粋な本当にいい滑りをするから、彼女が完璧に滑ったら、トゥクタミシェワを上回る可能性もあると思うんだ

ー僕も君の意見には同意するんだけど、正直、滑走順もかなり影響すると思うんだよ。あとで見返した時には滑走順なんてどうでもいいって思うんだけど、その時に出る得点で見ると滑走順はかなり大きく影響してる。

 

 

ー正直、僕は朝の練習で結構結果が見えるんだよね。もしくはウォームアップで。リーザは結構、ウォームアップでできたことが本番でもできるタイプ。だから僕はウォームアップに注目してるよ。

 

ー坂本花織に関していうと、彼女はトップに入らないかもしれないけど、でも彼女は観客に好かれているし、ジャンプも素晴らしいよ

ーそう思うね。時々、アーティスト性と技術っていうのは同居しないなって思うことがある。もちろん理想は両方が一致する時だけど、見ていて面白い滑りだなって思うけどエッジやらなにやら技術が伴わないこともあるし、その逆もある。だけど彼女の滑りは面白いんだよね

 

ーサモドロワについては・・・「経験を楽しめ!」

ーでも彼女はすごくいいものを持ってるよ。彼女は世界チャンピオンのトレーニングメイトだし、これから上に来ることも全然おかしくない。世界選手権の3枠に入ることもね

 

ー僕がいつも思うのは、ロシアと日本に典型的だけど、彼らは常に国内での争いを抱えてるんだ!世界選手権に出るために熾烈な国内大会を勝ち抜かなきゃいけない。このGPFがサモドロワにとっていい弾みになるといいよね。

ボーヤン・ジン インタビュー記事

NBCスポーツにてボーヤン・ジンのインタビュー記事を発見。
なかなか。。。。。振り回されていて可哀想ですね。。。
がんばれ!!ボーヤン!!




2016年と2017年の世界選手権銅メダリストの、中国ボーヤン・ジンは、男子フィギュアスケート界を「真・四回転時代」に導いた最初の「四回転軍」の1人だ。クアドルッツートリプルトゥのコンビネーションを初めて成功させたのもボーヤン。

平昌オリンピックでは四位と、中国人として初のフィギュアオリンピックメダリストまであと一歩のところまで迫った。
しかし、その次の年は彼にとって悪夢になってしまった。11月始めのヘルシンキ杯では五位、先週のフランス杯では9位と落ち込んだ。

ボーヤンは、この秋の大会にあまり期待をしていなかった。メディアからのプレッシャーと地理的な問題で高いパフォーマンスが出せなかったからだ。

始まりは夏。中国のスケート連盟が突然、ボーヤンがトロントブライアン・オーサーコーチのチームに移籍すると発表した。このことはボーヤンの頭を打ちつける衝撃的なことだった。

フランス杯の後、通訳を通してこうコメントした。「僕は、メディアや多くの友達からのすごいプレッシャーを感じていた。プレッシャーに勝てなかったんだ。」
「でも、今はそれを言うべき時じゃないと思う。僕は、僕の周りで何があったかではなくて、競技会で僕が何をしたかを知って貰いたいから」

その後すぐ、ボーヤンが中国に残ることが発表された。

今年、ボーヤンのGPシリーズに参加するための旅程は、両方とも遅れた。ヘルシンキに向かう時は彼のチケットにある名前がパスポートの名前と違っていたのだ。

「フランスへ向かう日に、僕はまだVISAを貰えていませんでした。だから初めは、翌日にフライトを変更しなければいけなかった。だけど翌日も、17:30時点でまだVISAが届いていなかった。フランス大使館は18時に閉まるのに。だからもう一度、翌日の夜中2時のフライトに変更しなければいけなかったんです。」

彼はフランスで木曜日にやっとリンクに入れた。既に大会が始まる前日になっていた。

「フランスでの練習は、むしろ調子は良かったんです。だけど明らかに、大会に向かう自信が欠けていました。三回のフライト変更を強いられたことは、僕のメンタルに何か問題を起こした訳ではないけど、完全にかき乱された感覚はありました。」

しかしその一方、グレノーブルでは彼の芸術的成長を見てとることができた。

「試合の後、振り付け師のローリー・ニコルとゆっくり過ごす事ができました。どんなことを競技会で表現できるかを話し合って。彼女は、僕にハッピーなスケーターになりなさい、ハッピーなボーヤンになりなさいって言ってくれて、僕に自信を持たせてくれました。」

彼は、彼自身のこれまでについて、バレエの経験やチェンとのことも少し話してくれた。

「子供の頃はバレエが得意でした。バレエやラテンダンス、ジャズもやっていました。スケートを本格的に始めた頃、僕は背が低くて、ジャンプを学ぶためにバレエのことを忘れる必要がありました。ジャンプに集中する必要があって、その時がバレエを忘れた時だったと思います。」

「ダンスに立ち返って、今僕は、昔理想だと思っていたスケーターに近づけたと思います。フラメンコの先生も自分でお願いして動きを教えてもらっています。芸術性を高めるためにショーやTVビデオもよく見ています。」