ロステレコム杯、オリンピックチャンピオン達のアップ&ダウン
ジャッキーウォンさん、なかなか手厳しいねー・・・!!
羽生、ザギ、ゴールドについての記事です。
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5つがすでに終わって、残るは1つ。グランプリシリーズがシーズンの終わりに差し掛かってきて、多くのファイナリストたちが決まってきた。でもロステレコム杯は、そんなGPファイナルへの道の一つという大会ではなかった。そこには、多くの物語が大会の前後にあった。オリンピックチャンピオンたちが戻ってきたーモスクワで先週末何があったか、見てみよう。
明暗の分かれた羽生とザギトワ
予想通り、羽生結弦とアリーナ ザギトワがロステレコム杯で優勝し、GPファイナルの椅子を手に入れた。でも、もし彼らの軌跡を見るなら、そこにはいくつかの対処しなきゃいけないことがあったんだ。
ザギトワにとっては、より些細なことだったかもしれない。でも事実として、ここ2つの大会での彼女のジャンプのいくつかは、去年ほどの輝きがないように見える。2週間前のヘルシンキではアンダーローテーションをFSの2つのジャンプでとられてしまった。これは去年までの彼女にとってはとても珍しいことだ。確かに、ザギトワにいつでも完璧を期待しすぎることはフェアじゃない。でも、2つのGP大会を見て彼女に近づく道が少し開いたと、彼女のライバルたちが思うような出来だった。
羽生にとっては、これから少し先についてが未確定になってしまった。神々しいほどのSPの後、羽生はFS前の朝の練習でクアドループを飛んだ時、また右の足首を怪我してしまった。彼はその怪我のままFSを滑り、彼の一番得意なアクセルで失敗したが難なく優勝した。金メダルを受け取るときは松葉杖をついて現れ、そして怪我については3週間の時間が必要だと語った。それは偶然にも、ロステレコム杯からGPファイナルまでの時間と同じだ。
GPファイナルを戦うことは、彼の予後にとって必要以上のリスクがあるように見える。そのリスクは去年の凶悪なオリンピックには値したが、これから先彼はまだ全日本や四大陸、それに世界選手権もある。でも我々が知っての通り、羽生がやると決めたら、彼はそれを100%でやり切るんだ。
カムバックの評価
今大会の巨大なストーリーといえば、グレイシーゴールドの帰還だ。彼女は2017年の1月に全米大会で6位を取って以来大会に出場していなかった。本格的に復帰したのはこの半年かそこらで、ゴールドはこの復帰を基礎に戻ってスケートを一から学びなおすことだと言った。
金曜日の彼女のモスクワでのSPは、すごく緊張していたようだった。トレーニングに自信が持てず、ほぼ2年ぶりの競技だったがゴールドはとてもためらいがちだった。そして自己最低の30点台をSPで取った後、この困難を乗り越えようとしたけど、FSでまたひどいパフォーマンスをしてしまったら彼女の気持ちが持たないと考えて、棄権した。全米まであと2か月弱。ゴールドは過去の栄光のひとかけらだけでも、彼女は取り戻すことができるだろうか?全米大会はモチベーションにも枷にもなりうる。
ゴールドのTwitter:今日のFSを棄権することが大きなショックです。すごく難しい決断だったけど、でも今私が一番大切にしなければいけないことはメンタルの回復と、もっと大きな画を見ること。前を見て、私の身体と精神を成長させ続けなきゃいけない。去年の秋にトリートメントに行くことは私の人生での最も困難なことだったけど、昨日のSPはそれ以上だったかもしれない。この数か月の素晴らしい成長を元に戻すようなことはしたくない。FSを滑ることは、全米大会に向けての自信と気持ちをくじくことになるかもしれないと思ったの。全ての皆さんのサポートに感謝したい。そして、残念がらせてしまっていたら本当にごめんなさい。これはまだ、単なるスタートなの。これからもっともっと素晴らしいことがたくさんあるはずよ。