ジャックギャラガーのICE TIME 三原舞依インタビュー

ギャラガーさんによる三原舞依ちゃんのインタビュー記事です。

ちょっと長いです。。。もうちょっとざっくり訳せばよかった(><。

 

2シーズン前、三原は四大陸とネーベルホルンで優勝し、グランプリシリーズでも華々しくデビュー、そして世界選手権では5位入賞した。

当時、日本に新しいスターが誕生したと思った。彼女は美しく、エレガントで、才能に溢れ、ほとんど天使のようだった。

 

しかし彼女のスケート人生は先シーズンに再び変化の渦に巻き込まれた。

神戸生まれの少女は平昌オリンピックと世界選手権という、シーズンで一番大きな二つの大会に出られなかった。日本には才能溢れる女子選手がたくさんいるため、仕方ないと言えなくもないが・・・。

 

宮原知子、坂本花織、樋口新葉、本田真凛本郷理華、そして白岩優奈が全員オリンピックと世界選手権を目指し、全員がいけないということはわかりきっていた。

19歳の三原は今シーズン、広島で行われるNHKで、再びこの戦いに挑む。

 

「先シーズンのパフォーマンスは良くありませんでした。後悔もあります。」三原は9月に私たちに語ってくれた。「原因はフィジカルとメンタル両方です。世界選手権で5位を取った後少しプレッシャーを感じていましたし、もっと練習が必要だと感じていました。」

 

多くの挑戦者が日本にいることはわかっているが、三原はポジティブだ。

 

「今は、日本女子の戦いを結構楽しんでいます。」

8歳からスケートを始めた三原は、GP初戦に自信がある。

「夏の強化合宿でいい練習ができていたし、競技会でもうまくできると思います。プレッシャーを感じても、いつも通り滑ろうと思って。練習みたいに」

浅田真央に憧れて育った三原は、今シーズンのプログラムに熱狂している。

 

「今シーズンのSPIts Magic)も、FS(The Mission)も、大好きなんです!しっかり滑り込んだプログラムを見てもらいたいです」

今シーズンのFPは作シーズンから引き続きだが、SPFSともにレジェンド級の振付師、デイヴィット ウィルソンがアレンジしている。

 

先シーズン2つのGPシリーズで4位に入賞している三原は、振付師に何を求めるのだろうか?

「振付師さんにはジャンプの間のつなぎを助けてもらいたいと思っています。大きなアクションをパフォーマンスに取り入れたいんです」

 

2シーズン前に全日本で3位に入った三原は、ウィルソンのもつ記録に信頼を寄せている。

「振付師さんが音楽を選んでくれます。私は自分の意見を振付師さんに伝えるけど、音楽はお任せです。中野コーチとデイヴィットが最終的に決めます」

 

ネーベルホルン杯でオリンピックチャンピオンであるアリーナ ザギトワに次ぐ2位に入った三原に、今シーズンのゴールを聞いてみた

 

「日本で行われる世界フィギュアに出たいです。それから、グランプリファイナルにも」

 

2017-18シーズンのハイライトは、全日本にあった。三原は5位でオリンピックへはいけず、リンクメイトの坂本花織がその切符を手に入れた。

彼女の平昌オリンピックに行きたいという夢が崩れた瞬間だった。多くの人がこのような状況で気落ちし、自分を失うような経験をするなか、三原はチームメイトを応援した。

 

「かおちゃん、がんばれ!」TVカメラが、そう叫ぶ三原の表情を捉えた。それは信じられない光景で、三原がどんな人物かを表すのに十分だった。

 

この時のことについて聞いてみた。

 

「私たち、もう10年一緒にスケートしてるんです。本当にいい友達です。」

坂本が平昌オリンピックに出場したことをどう思っているのか?

 

「すごい、応援してました。かおちゃんが笑顔で終わってくれて、本当に嬉しいです。自分があそこにいられないことにちょっと悲しくもありましたけど、でもそれよりも、かおちゃんを応援したいって思って。それに、今後のモチベーションにもなりました」

 

三原は、日本のスケーターたちの滑りに力をもらったと語ってくれた

「日本人として、羽生選手と宇野選手が本当に誇らしいです。それに宮原選手がオリンピックで滑るのを見ているのも本当に幸せで。彼女はショートでもフリーでも完璧でした。本当に素晴らしいですよね。」

 

スケーターでいることの難しさについても聞いた

「ダイエットが、一番しんどいです。あと、リンクが寒いことです」

 

空いた時間には音楽を聞いてリラックスするという。

「趣味は音楽を聴くことです。海外の曲も日本の曲も両方聞きます。あと、最近は料理もよくします」

 

同世代のスケーターで誰を尊敬しているかきいてみた

「ゆづ、パトリック チャンと、カロリーナ コストナーです」

 

競技者としての生活に幕を下ろした後も、スケートの近くにいたいという。

「競技者を引退したら、ショースケーターになりたいです。自分ではコーチになれると思わないんですけど、最近先生が「神戸クラブのコーチになりなさい」っていうんです」

 

海外のクラブに移ることはないのか?

「海外で滑ることもストレスではないです」

 

ショースケーターになりという三原は、大会の後のエキシビジョンに参加することが楽しみだという。

「もし大会で勝ったら、すごく感動的だし気持ちよくエキシの練習ができるんです。成績上位者だけがエキシに出られるから、すごく意味があることだと思います。それに、エキシでは海外の友達にも会えますし」

 

三原はインタビューの最後に、日本のファンについて語ってくれた

「時々気づかれます。すごく嬉しいですね!ここにくる時も、新幹線の中で「がんばって!」って言ってもらえて、よし、がんばろうっていう気持ちになりました」