アシュリーワグナーの未来、コーチとして、それからショーも

アシュリーワグナーのインタビュー記事です♪

幸せそうなのが何より嬉しい・・・

 

 

Ashley Wagner on competitive future, role as coach, and upcoming shows – OlympicTalk


2018シーズンを終了した時、アシュリーワグナーはこれからの時間、もう少し「人生」を生きることを決めた。国を横断してロスアンゼルスからボストンへと移住した後も、毎日スケートリンクへ行ってショーのための練習をし、そして最近、コーチとしての仕事も始めた。

3度のUSチャンピオンであり世界選手権銀メダリストにインタビューした。

Q:スコットハミルトン財団のショー、「Scott Haimilton & Friends」に出ることになった経緯を教えてください。

A:実は過去にも何度かこのショーに出たことがあるんです。でもいつもこのショーはGPシリーズの時期にあるから、トレーニングに集中するためにこの数年はどうしても出られなくて。私がGPシリーズを休養することを聞いた彼が私に連絡してきてくれたと聞いています。もう、すぐに「Yes」って答えたわ。本当に素晴らしいショー。フィギュアスケートのショーはこうあるべきって言うようなショーです。

Q:スコットと話した時、まぁいつも言っていることですが、今年こそこのショーの最後の年になると言っていました。

A:えぇ、そうでしょうね。だって私が滑るんだもん!(笑)ほんとに、素晴らしいショーになるわ。今からとっても楽しみなんです。彼は私に音楽とメールをくれたの。彼は、「この曲を聴いて、これはあなたのために作られた曲だと思った」って感じたみたいで。彼がすべての曲を選んでショーを作っているって知って素晴らしいと思ったわ。それこそが、彼のショーが他のショーと違うところなんでしょうね。音楽はすべてのアスリートに選ばれているから、まとまりのあるショーになるんだと思います。何人かのオリンピックチャンピオンもいるし、本当に冗談抜きで、今まで見た中でベストのショーになるわ。

Q:ライブの音楽と録音された音楽ではどう違いますか?

A:ライブ音楽で滑るのはすごく難しいです。なぜなら、アーティストがステージに居て、彼らが音楽を感じている間スパイラルをしているかもしれない。もう全部急で、「オーケイ、ここで音楽は終わりね!」ってなったり「今まで聞いてたのよりも長く歌ってる!」ってなったり。とっても対応力が必要だわ。
スケートをライブで見てるか、TVで見てるかも同じようなことだと思うの。アリーナに居てスケーターが目の前に居たら、彼らの感情だとかエネルギーだとかがパフォーマンスに込められているのを感じるでしょう?ライブの音楽で滑るのは、同じような感覚だと思います。パフォーマーが音楽の中に込めたすべての心を受け取るの。だからライブの音楽とライブのスケートの合わせ技は、素晴らしい魔法のようになると思うわ。本当にスケートと音楽を「経験」することになるでしょうね。

Q:ボストンでの暮らしはどう?

A:大好き!今までの人生で一番いい選択をしたわ。ここですごく幸せなの。2018年のシーズンを終えた後、もっと「人生」を生きようって自分に誓ったの。今でも毎日アイスリンクに行ってスケートをするけど、この街はすごく沢山の誘惑があって、LAにいたころよりもいろんなことを経験できていると思うわ。すごく幸せ。

Q:コーチをするとき、あなたのコーチラファエルのやり方をまねたりしますか?

A:ラファはうるさいコーチよ。だって彼は大きなロシア人の男性だしね。でも私が大きな声を上げたら、自分でばからしいなって思うの。バランスは必要。だって、私がかつてやっていたようなスケートとはレベルが違うから。私はプロで、高いレベルでのスケートを練習していたけど、ここにはまだまだ成長途中の子供たちばかりなの。すごくエキサイティングなことだけど、でも前までの感覚からはちょっと下がって、ラファエルにならないようにしないといけないの。

Q:キャリアのフェーズによって違うんですね。

A:その通り。長いプログラムで私が叫んでいくようなレベルじゃないの。だって、12歳なのよ!子供には怒鳴れないわ。

Q:それに両親もいる。

A: そうなのよ!両親も相手にしなきゃいけない。フィギュアスケートをしていて一番怖いことの一つね。私は18歳から親元を離れているから、すごい変化が必要だわ。

Q:NHK杯では解説もやりましたね。どうでした?

A:すごく楽しくて、同時に怖かったわ。私が解説した最初のイベントはペアのショートプログラムだったの。だから、沈んで、ちょっとだけ泳げたかな。ペアスケーティングはまるで月みたい。全然わからないの。私がしてきたスケートと全く違うものよ。だから怖かった。最初は本当にブラックアウト。そしてなんとか、「オーケイ、できるかも!」って思えたの。スケートの別の面を見ることができて本当に嬉しかったわ。ただ聞いているよりとっても難しかったけど。

Q:じゃぁ宿題がたくさんできたんですね

A: そうなの。自分がどこに歩いていくのかもよくわかっていなかったら、大変だったわ。アンドレジョイスと一緒だったから、会話がどこへ行くのか、彼女の役回りはどうなるか、どう答えるべきかってことに終始したわ。でも一度経験すると、どうやって備えるべきかがかなりわかったと思うの。

Q:GPシリーズをお休みしていることに触れましたね。これからの競技人生がどうなるか、教えてくれますか?

A:今、本当に正直に言うと、どうしたいかわからないの。NHKの女子イベントを見ていたら、今までとは明らかに違って、少し下がって「わかったわ、この中に入っていくためには技術的に完璧なプログラム、しかも2つのトリプル―トリプルコンビネーションが必要だし、それにトリプルアクセルを考えてもいないなら、横によけるべきね」って思った。
少し下がってどうなっていくかを見守るべきことの一つかもしれない。カロリーナコストナーを見たわ。彼女は自分のキャリアの後半に向かっていて、彼女のことは本当に尊敬する。技術的に最も難しいようなプログラムでなくても、それでもパフォーマンスで高い質を示すことができると思うの。彼女はそういう人。でも、やっぱり本当にやらなければいけないことはたくさんある。それが人生に値するかどうか考えるところから始めないといけないと思うわ。