Golden Skateの女子SPまとめ記事
もう一つ!Golden Skateの女子SP記事を訳しました。
こちらの方が各選手のコメントが豊富で読み応えありますね!
Virtual tie for Tuktamysheva; Miyahara at NHK Trophy | Golden Skate
0.1点に満たない僅差でロシアのエリザベータ トゥクタミシェワがNHK杯SPで宮原知子をリードした。
トリプルアクセルとトリプルトゥ+トリプルトゥコンビネーションでスタートし。76.17ポイントで首位。世界選手権銅メダルで地元の応援が強い宮原は「小雀のための歌」に乗せたトリプルルッツ+トルプルトゥコンビネーションで76.08だった。二人とも素晴らしいスピンとフットワーク(ステップ)を見せ、GOEでの加点も全てのエレメンツにつきそれぞれのシーズンベストを出した。
「他の選手たちと戦うためには強いプログラムが必要だと思い、トリプルアクセルでプログラムを始めました。」トゥクタミシェワはそう語る。「似たようなプログラムを過去に演じたことがありますが、それはあまりよくなかったので、期待はあまりしていませんでした。昨日の夜もよく眠れず、緊張していたのですが、全てのエレメンツを降りることができた時、滑ることがとても楽しくなりました」
2週間前にスケートカナダで優勝したトゥクタミシェワは「暗殺者のタンゴ」に乗せて滑った。
「知子もすごくよく滑っていたので私たちの差は本当に少ないです。だから明日の長いプログラムが楽しみですね」サンクトペテルブルク出身の21歳はそう付け加えた。
一方の宮原は日本選手権を4連覇しており、スケートアメリカの優勝で今シーズンのGPシリーズをスタートさせた。
2018年世界銅メダリストで最高点のプログラムコンポーネンツを持つ宮原は「大会に向けて、ジャンプがいい日と悪い日がありました。だから結構緊張していました」と語る。
「点数をさらに上げるためにジャンプをループに変えました。FPに進むにあたって、全てのジャンプをクリーンにおりたいのと、SPでのミスを改善したいです。今日のプログラムでは思っていたよりもジャンプが良く跳べました。大会で調子がいいと余計に緊張してしまうところがあります。でも実際に滑っている間は落ち着いて滑れているので、メンタル面でも成長したのかなと思います」
チームメイトの三原舞依は最初のトリプルルッツ+トリプルトゥの後ろのジャンプでアンダーローテとなってしまったが、それを取り返すような素晴らしトリプルフリップを見せ、70.38でメダルを狙える3位に入った。
「今日までの練習は本当にハードでした。」19歳、神戸出身はそういった「でも今日たくさんのお客さんの前でこうして滑ることができたので、サポーターの皆さんやコーチに本当に感謝したいです。今日のパフォーマンスの最中はトレーニングでのことを思い出すことができたので、すごく自信になりました。もちろん最初のトリプルジャンプでもっとよくできていたらと思いますが、アンダーローテだったとしても、今日これだけできたことが幸せです。」
「最終滑走になったことはなかったので、全ての選手のパフォーマンスと点数を見てから滑るという今までにない体験ができました。自分自身と戦うことができたので、いい成長の機会をもらえたと思います。コーチには、ジャンプとステップに集中しなさいと言われました。だからすごくそれに集中することができて、コーチのアドバイスに助けてもらいました。」
4位となった韓国のイム ウンスはパーソナルベストの69.78。2018年CSアジア杯でのチャンピオンはトリプルルッツ+トリプルトゥのコンビネーションでエッジエラーが一つあったが、それ以外はクリーンにプログラムを終えた。
日本の紀平梨花はトリプルアクセルでアンダーローテと転倒があり、69.59で5位につけた。
「これはGPシリーズだけど、あまりそれを意識しないようにしました。16歳の日本ジュニアチャンピオンは言う。「とにかく、幸せです。それがコーチが私にいったことです。トリプルアクセルのことを考えるんじゃなくて、ひとつひとつのジャンプに集中しました。自分のジャンプに自信をもって長いプログラムに挑んで、ファンの方達にも喜んでもらいたいです。観客の応援を感じたいし、みなさんにもプログラムを楽しんでもらいたいです。」
「トリプルアクセルに集中して強くイメージしていましたが、ちょっと傾いてしまいました。」ジュニアグランプリファイナルで去年初めてトリプルアクセルを含むコンビネーションを飛んだ少女はそう付け加えた。「練習できっと修正できます。すごく大きな会場だったからちょっとプレッシャーがあったと思うんですけど、皆さん応援してくれるので。全ていいイメージができています。リプレイ映像を見てもアンダーローテでした」