ISUによるNHK杯SPまとめ(男子)
続いて男子のまとめです
宇野昌磨がわずかなリードで男子SPを制覇
オリンピック銀メダリストの宇野昌磨が1.12ポイントの僅かな差でロシアのセルゲイ ヴォロノフをリードした。ディミトリ アリエフが3位。
宇野の「天国への階段」はクアドフリップで幕を開けたが次のクアドトゥで転倒し、コンビネーションを繋げることができなかった。しかし世界銀メダリストはトリプルアクセルでリベンジを決め、2つのレベル4のスピンで92.49点となった。
「今日のパフォーマンスはそんなに良くなかったです。2つの大きなミスがあったので。体は良く動いていたのですが、体を傾けてしまうので修正する必要があります。もちろん後悔はあるけど、スケートカナダの時とは違います。(カナダはトリプルアクセルでミスをした)ああいう時は気持ちの問題の場合が多くて、でも今日は身体が動きすぎました。」
最終滑走だったヴォロノフは4T−3Tコンビネーション、トリプルルッツ、トリプルアクセルをセルゲイ ラフマニノフの「プレリュード 五番」に乗せて滑った。NHK杯のディフェンディングチャンピオンは2つのスピンでレベル4だったがチェンジフットシットスピンとステップシークエンスでレベル2となり、91.37点となった。
「世界で有数のトップスケーターの後に滑れたことや自分がどれだけ滑れるかを見せられたのはとても光栄だ。いくつかはレベルを取りこぼしたけど、それは感情がクオリティに影響したんだとおもう」とロシアの大会最年長31歳は語った。
「ラフマニノフは僕のお気に入りの一人。プログラムを変更することに懐疑的な人たちに証明したかったんだ。これが僕の過去最高点だ」
「モディリアーニ スーツ」で滑ったアリエフはクアドトゥ、3Lzー3Tコンビネーションと複雑なステップを披露したが、トリプルアクセルで転倒してしまった。2018年のヨーロッパ銀メダリストは81.16で3位。「全体的にはいい感じで滑れたし、いい戦いでした。トリプルアクセルで失敗したけど、これは多分最初のジャンプがすごく良かったので気持ちが乗ってコントロールしきれずに飛んでしまったからです」と19歳は語った。
2018年の世界ジュニア銅メダリストのマテオ リッツォは77.00点で4位、2017年の世界ジュニアチャンピオンのヴィンセント ゾウが75.60点、山本草太が75.60点で続いた。
13のISU加盟国から全58選手/ペアが11月9日から11日のNHK杯でシーズン4戦目のGPシリーズを戦う。各カテゴリのトップ6はヴァンクーバーで12月6日から9日に行われるグランプリファイナルへと進む。
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