ヘルシンキ男子FSプレカン 全訳
ざっくりですがFS後のプレカンを全部訳しました。
抜け漏れ、誤訳あったらごめんなさい!
司会:おめでとう、みんな。素晴らしい試合でした。
まず、ユヅルに。統括的に、この週末をどう思う?
ゆづ:実はずっと自分のコンディションと戦っていた。ここにきた時はすごく良くて、でもほんとを言うとここに来たあとは良くなかった。だからコンディションやメンタルと戦っていた。だけど、ついに、「自分に打ち勝った」と言える。すごく厳しい日々だったけど、今なら言えると思う。「体にありがとう」と
司会:朝の練習はベストじゃなかったけど、FSに行く前で緊張していたの?
ゆづ:そうですね、ちょっと緊張していたかな。特に(ショッパーグラウンド?よくわかりません)は良くなかったから。多くのクアドループができなくて、でも「きっと大丈夫」と思ってた。
でも今朝、クアドループに何かを見つけて、プログラムにそんなにナーバスにならなくなった。
クアドループとクアドトゥについては完璧にできるとは言えないけど、プログラムで崩れ落ちるということもないと思った。
司会:プーさんのことについてはまた後で聞くわ(笑)ミハイル、素晴らしかったわ。SBで2位。どうでした?
ミハイル:2位で終われたことがすごくハッピーです。大きなミスが最初にあったけど、すごくいい気持ちです。普段はトリプルアクセルでそんなにミスしないんだけど、だからそれはなるべくそれを忘れるようにしてプログラムを終えることを考えてた。毎日してきたことだし、氷の上に乗ったら何をすべきかはもうわかるんだ。
司会:選曲がよかったわよね。あなたはACDCなの?
ミハイル:そうだね、ロックは好きだよ。ロックンロールは力をくれるよね。どんな日でも音楽を聞いたらエネルギーが上がってくるんだ、特に僕のプログラムの最後の方のようなのはね
司会:チャ、3位できっとハッピーだったと思うけど、どう?
チャ:(ゆづがマイクを直してあげる)(何か飲んで)ありがとう(笑)今日のスケーティングはすごくハッピーです。先週のスケートカナダ(咳して)に続いて今日表彰台に乗れて本当によかった。コンディションは本当はあまりよくはなかったけど、今見てもわかると思うけど(笑)咳が出るけど、プログラムは大きなミスなく滑ることできて、今日は本当にスケーティングを楽しめました。
司会:ユヅル、ほとんど1000に近いたくさんのプーがあるけど、ISUはどうするか気にしてるの。どこかに寄付するとか、何か考えてる?もちろん全部持って帰ってもいいのよ
ゆづ:難しい質問ですね。なんて答えたらいいかわからないけど、きっといくつかは寄付すると思うし、いくつかは持ち帰ると思う。きっといくつかは森へいくだろうし(笑)子供の所にもいくかもしれない。
なんていったらいいかな(笑)ほんとは、どうするか決めていないんです。寄付するとか誰かにあげるとか持って帰るとか、でも全てを持ち帰ることは難しい。全てのマスコットを僕にくれたことは本当に感謝しているし、全ての気持ちや応援やパワーは絶対に持ち帰ります。
質問:今日は・・・(ゆづ:あなた日本語喋れるでしょ!)あぁ・・・はい、でも後で、ごめんなさい(笑)今日はユニークなジャンプシークエンスがありましたね。4T-3A。どうしてこれを選んだのか、少し話してくれますか
ゆづ:トゥとアクセルの間にホップしない練習をしていた。間にホップを入れたら、それはコンビでなく2つの違うジャンプと取られると思う。それはちょっと難しくて挑戦だけど、たくさん練習して、それぞれのジャンプにはすごく自信があった。コンビネーションの二つ目としてダブルジャンプを入れることをなるべく減らしたいと思ってる。もし3Aをコンビネーションで使ったら、1オイラー、トリプルサルコウを使えて、もう一つトリプルトゥを使える。だから、このコンビネーションを選びました。
日本語でも言います。このジャンプに関しては世界初とか言われると思うんですけど、GOEがちゃんといい出来としてつかなかったのが残念です。ダブルジャンプを入れずにもっと点数を上げたいというのがあったのでこのジャンプを入れました。ちょっと挑戦的なことですし、練習も大変だったんですけど、がんばりました。
(日本人の質問者が選ばれてガッツポーズするゆづw)
質問:縁起のいいヘルシンキでGPS初戦初優勝、そして世界最高点。その結果についてどう思いますか?
ブレジナ、ジュナン、新しいジャンプは挑戦していますか?4T-3Aジャンプはどれくらい難しいと考えていますか?
ゆづ:まずGP初戦で一位を取ることは本当にできなかったので、ジュニアを除いて、なのでそれが嬉しいです。完璧な内容ではなかったんですけど、大きなミスなく、とりあえず立った、ショートフリー共に、全部立った、ということが大きな収穫だと思いますし。もちろん得点とかも、まぁ色々言われると思うんですけど、まずはショートで100点を超えることができた、のと、フリーは、ほんとは200超られるようにしたいなと思ってるんですけど、まずステップとして、抜けがない、こけがないというのは大きいかなと思っています。
ブレジナ:クワドトゥは練習してるけど、クワドサルコウほどの出来ではないのでまだ試合でやる予定はないです。練習の中では僕もクアドサルコウ+トリプルアクセルの練習もするけど、すごく難しいね。すごくチャレンジングです。特にユヅルはプログラムの後半で入れるから、どうやったらいいのか想像もできないね。僕が4S-3Aをするのは練習の始めだけど、試合の中でしかもプログラムの後半で飛ぶっていうのはどれだけ大変か、感じることはできる。でも、楽しいと思う。もしクアドのすぐ後に3Aをつけることができたらそれは驚くべきことだし、すごく気持ちがいいだろうなと思う。だから、よかったねユヅル!もしかしたら次は僕もトライするかもね!(笑)
ジュナン:僕にとっては、(すいません、とまた飲む。喉が心配!)
クワドトゥは練習しています。クワドトゥはこのシーズンで多分できるんじゃないかと思います。去年は僕がすごく背が伸びてサルコウをやっとできたところなんです。
だから今年はクワドサルコウとクワドトゥをやってます。80、70%ぐらいの確率でできるかな
4T3Aジャンプに関しては本当に本当に大変なジャンプでチャレンジングだと思います。僕は少しずつステップバイステップでやって行きたいです。
質問:ゆづに、SPに続いてFPはプルシェンコに捧ぐ物でした。もし今日のパフォーマンスを彼が見てたら、どう思いますか?
ゆづ:(途中まで英語で喋って)・・・日本語でもいいですか?へへ、ありがとう。えっと、もし見ていてくれて、喜んでくれていたら嬉しいなって思うのと、昨日のプログラムも、見ていてくれていたみたいなので、嬉しかいなと思います。
もちろんパーフェクトな演技ではないので、早くこのプログラムで、自分が憧れていたようなスケートができるようにがんばりたいと思います。
質問:ゆづに。FS「Origin」について、どの振り付けを取り入れようと考えたか、あなた独自のオリジナリティはどう作ったか、教えてください。日本語で答えてください
ゆづ:ほんとはもっと入れたい振り付けがたくさんあって、できてないところが今日はたくさんありました。
コレオの時のイナバウアーでいつもとは違って変形させてるときもあるんですけど、それは彼のプログラムをちょっと取り入れてしたいなと思ってやってるのと、あとは、色々あるんですが、見つけていただけたら嬉しいです。見つけて頂けるようにクオリティも頑張りたいなと思います。
オリジナリティは、まず曲が彼のものとは違うのでその点ではオリジナルだと思いますし、ただその中で彼への尊敬とか、そういうものが出るといいなと思っています。
質問;過去にプルシェンコが3A4Tというコンビネーションを練習していたと聞きますが、その可能性はありますか?
ゆづ:えっと、練習ではできてます。やってます。ただそれを、最近やってるかっていわれたらやってなくて、2年前とか3年前とかだと思うんですけど、ただそれを今のルールの中で後半に入れる意味がない、と思うので今は練習してないです。それを練習するんだったらクアドアクセルの練習をする方がいいのかなと思ってやってます。
質問:3人に。新しいFSは4分でより詰まってるけど、どう?
身体的に、またメンタル的にしんどいことはありますか?
それからユヅルに。ダブルジャンプをプログラムから外したいと言っていましたが、将来的にプログラムをすべてクアドだけで構成するということはできると思いますか?
ゆづ:いやー、うん・・・そうですね。まず4分になったことについていろんなスケーターに話を聞いてるのは、「大変になったよね」
とみんなで行っています。ただ、大変になったからと行ってこれを抜く、あれを抜くというのはあまりやりたくなくて、このルールのなかで最高の作品を滑る、最高の点をとる、ということを目指してやっています。
トリプルを抜かすというのは自分の将来として考えたら無理かなと思います。自分のクラブにジュニアの選手でスティーブン ゴゴレフ君がいるんですけど、彼はもう四回転をほぼ全種類飛べてますし、とても未来のある選手なので、そういう意味では楽しみだなと思います。
ブレジナ:4分について、4分半よりもすごく大変でチャレンジングだと思う。1つのジャンプと30秒が持って行かれた。ジャンプを跳ぶのには1秒もかからない。だからすごくチャレンジングだ。今でも7つのジャンプと3つのスピン、2つのシークエンスをこなさなければいけない。僕たちはいま、ほんとに息をつく暇もないんだ。
4分半あれば、1つのジャンプをしても、まだ20秒スケーティングする時間があったから、息をすることもできたし、特に昨シーズンの男子はクワドを4つも5つも飛んでいたから4分でそれほど多くのことをするのは大変だと思うね。
でもこの変化でオーディエンスは楽しいのかもしれないなと思う。なぜなら全てのジャンプが少しずつ早いタイミングでくるから。例えば僕の後半は4つのジャンプを20秒の間でするんだ。だからきっと観客は楽しいと思う。ジャンプとジャンプの間にも何かをしているし、ただあっちの端からこっちの端に行くまでの間にも何かをしなきゃいけない。だから30秒とジャンプ一つを取り上げたことは、僕ら選手にとってはとってもきついけど、観客はより楽しめるものになってるんじゃないかな。
ジュナン:僕にとって4分は、厳しいけど大丈夫。少ない時間で振り付けをこなさなければいけくて、もっと時間があればコレオをもっとできるからそこは悲しいけど、4分半と4分は僕はそんなに違いを感じてないかな。
質問:羽生選手に。クアドアクセルの取り組み状況はいかがですか?今シーズン中に入れる予定はありますか?
ゆづ:んー・・・。今シーズン中にはやりたいと思ってます。オータムクラシックの前までは結構アクセルの練習をしていて、オータムの結果を受けて今こんなことしてる場合じゃないと気付かされたと言うのがあって。やっぱり、試合で勝たないと意味がない、というのが自分の中ですごく大きなスケートをやる意味になったので、今はとにかくSPとFSを完璧なクオリティでやることが一番かなと。
もちろん四回転アクセルは練習したいなというのはあるんですけど、とりあえず、近々の状況として再来週にはまた試合があるので、それまでの間に練習することはないかなと思っています。そのあともGPファイナルまでまた滑り込みをしっかりやらないといけないと思うので無理かなと。なのでやれても、全日本の後かなと思ってます。
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